琥珀色の戯言

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川上憲伸投手の話

http://d.hatena.ne.jp/tragedy/20060131/p1

今年の川上投手の成績は、25試合に登板して、11勝8敗、防御率3.74。僕の感覚からすると、確かに2桁勝利は立派だろうけど、「2億3千万円貰っている選手」としては、ちょっと物足りないような気はします。良くて「現状維持」くらいかな、と。
あのソフトバンクの孫さんの参入とかで、プロ野球というのはどんどん殺伐とした方向に向かっていますよね。成績の良い外国人選手はどんどん金満球団に引き抜かれていくし、選手はみんな「メジャー志向でポスティング要求」ばっかりだし。あのストライキのとき、選手会側は、オーナーサイドに対して12球団維持の要求をして、ファンにも支援を求め、「自分たち(選手側)も痛みを共有する用意がある」と言っていた記憶があります。でも、その「用意」って、結局は口先だけの出まかせだったのかな。少なくとも今の川上投手は、「とにかく金よこせ」と言っているようにしか思えません。いや、2億3千万円貰っててこの成績って、自慢するようなものなのか?と。エースのプライドって言うけどさ、まずはエースの成績を残してからプライドを主張すればいいのに。
それにしても、ソフトバンクの参入は、日本のプロ野球の「総巨人化」をさらに助長するという意味でも完全にマイナスだったし、あのストライキは、少なくともすべての選手に「意識改革」をもたらしたわけではないということがよくわかりました。もちろん、生活だってあるだろうけど、一流選手なればこそ、こういう勘違いな態度は止めてもらいたい。こんなふうに自分の立場を良いことに異常な年俸吊り上げを要求する「一流」選手のおかげで、ベテランには「年俸50%ダウン」とかが、珍しくなくなってきているというのに。

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