琥珀色の戯言

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ソニー、520gで文庫本サイズのXP搭載超小型PC「VAIO type U」を発表

http://www.rbbtoday.com/news/20060516/30853.html

うわー520gだよ、文庫本サイズだよ!と感動したいところなのですが、先代VAIO Uのユーザーであった僕の見解では「長時間の電車通勤をしているか、こういうパソコンを所有することそのものが好きな人以外には、ちょっとオススメしにくい」です。
そもそも、電車の中での時間つぶしであれば、これよりもPSPとかニンテンドーDSのほうが良いし、ちょっとしたメールなら、携帯電話で事足りそうだし。
ひとつ前のVAIO type Uは、キーボードがセパレートで、とにかく使いにくかったんですよねこれが。そして、実生活でわれわれが置かれている状況の99%は、「パソコンが使える状況」と「パソコンを使えない、あるいは使ってはならない状況」に分けられるのです。
そして、「パソコンを使うことができるし、使ってもいいけれど、VAIO type Uくらいの大きさじゃないとダメ」な状況なんて、満員電車の中くらいしか考えられないわけですよ実際。
で、そのために、普段からこの使いにくそうなキーボードや小さな画面を許容できるか、という話なんですよね。
値段を考えても、「コンパクトなパソコン」が欲しい人は、VAIO ならtype Tのほうがはるかに現実的な選択だと思いますし、Tが使えない場所や状況では、Uもまず使えません。それならば、バッテリー持続時間とか、普段の使い勝手の良さを考えたほうがいいです。
そもそも、VAIO type Uって、田舎だと持っているだけでパソコンマニアだと思われちまうんだよこれが。むしろ、普通のパソコンを膝の上に置いて使ったほうが、妙な注目を浴びなくて気楽。
実際に使ってみれば、「小ささ」の快感なんて一瞬です。520gでも、ポケットに入れて持ち運ぶってわけにもいかないしね。PDAの代わりとしても、やっぱりまだ大きいし。

…とか書いても、欲しい人はやっぱり買っちゃうんだよね。いや、僕もさんざん止められながら買っちゃったからわかるんだけどさ……

でもほんと、「ちょっと軽くて持ち運びのできるパソコンが欲しい」くらいの人は、絶対に手を出さないほうがいいです。いやまあ、こういう「技術の進化」を買い支えている日本のパソコンマニアたちって、ある意味フロンティアだとは思いますが。

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