琥珀色の戯言

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「ファイナルファンタジー」って、正しいの?

特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話

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↑のなかに、こんな記述があって、非常に興味深かったので御紹介。
翻訳におけるカタカナ表記に関する話です。

 さらにちなみに、原音主義から言うと、そもそもfantasyはファンタジイでもファンタジーでもないって話もありますね。アース・ウインド&ファイアーの「宇宙のファンタジー」をカラオケで歌う人はご承知のとおり、タイトルに反して、サビに出てくる歌詞の発音は「ファンタシー」に近い。英語ネイティヴのあいだでは、最後のSは濁らない発音が一般的らしい。したがって、鏡明氏や黒丸尚氏は頑として「ファンタスィ」と表記するし、中村融氏は「ファンタシー」と書く。その結果、fantasyのカタカナ表記は、ファンタジー、ファンタジイ、ファンタスィ、ファンタシー、ファンタシイ(推定使用頻度順)の5種類が入り乱れてます[森博嗣表記だと「ファンタジィ」になるから6種類か]。

ファイナルファンタジー」をはじめとして、日本のゲーム界では「ファンタジー」という表記が一般的なわけなのですが、厳密に発音から考えると、この表記は、あまり「原音的ではない」ということになるみたいです。
 これを読みながら、セガの「ファンタシースター」というのは、二番煎じっぽい印象があったけれど、本当は「発音に忠実な表記」だったのか…と感心しながら一応調べてみたのですが、実はこのゲームの英語表記は、”Phantasy Star ”なんですよね。考えてみれば、同じセガのゲームには、「ファンタジーゾーン”Fantasy Zone"」がありますし。
 まあ、いまさら、「ファイナルファンタスィ」にするわけにもいかないのでしょうけど。

参考リンク:「ファイナルファンタジー」誕生秘話(なぜ「ファイナル」だったのか?)
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20050720

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