琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

本嫌いにさせる日本の国語教育、文学教育

http://www.kosa-ca.com/cgi-bin/mt/archives/2006/06/post_452.html

↑に書かれている「本嫌いの人が持っている間違った認識」は、一読の価値あり、です。
でも、僕も昔は、「本は(たとえそれが雑誌や週刊誌でも)最初から隅々まで読まなくてはならない」というような「自分ルール」に縛られていたんですよね。今でもその傾向はあるんですけど。

ところで、これを読んでいて、以前取り上げた
「それであなたは何と思ったのかな?」という「文学的指導」の嘘
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20060422
というのを思い出しました。
実は、「本が嫌い」なのではなくて、「本」という無限の海のなかのごく一部の海域でしかない「恋愛小説」が嫌い、「伝記が嫌い」なだけなのかもしれないし、「読書感想文が書けない」のではなくて、「思ってもいない『道徳的な感想』をひけらかすことに意味を見出せないだけ」なのかもしれません。
ちなみにこの日の「活字中毒R。」は、少しずついろんなところで取り上げられ、共感のコメントなどもいただいて、僕としてはけっこう嬉しかったです。

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