琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

「ハウルの動く城」の視聴率

http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/f-et-tp1-20060724-65204.html

DVDに録画してはいるもののまだ再生していないので、この記事を読んではじめて「地上波初放送」だったことを知りました。
この「32.9%」という数字が、「千と千尋の神隠し」の46.9%と比べて低いことから「ジブリの凋落」を語る人もいるのでしょうが、考えてみれば、この御時世に「3人に1人が同じ番組を観ている」というのは、ものすごいことのような気がします。
だって、リアルタイムで無ければあまり意味が無いサッカー中継ならともかく、「ハウル」であれば、レンタルショップに行けば300円くらいで借りられて、CM無しで好きな時間に観られるのだから。にもかかわらず、週末の夜にテレビ放映のために金曜の夜に家に居た人が、これだけいたというのは、けっこう凄いことですよね。
300円という金額は、捨てるにしては惜しい金額ではありますが、僕の感覚からすれば、「300円を節約するために、わざわざ週末の夜を空けて、テレビ放映にこだわるほどのものではない金額」のように思えます。
たぶん、多くの人の「同じ作品を同じ時間に観る」という「共有感覚」が、この33%を支えているのでしょうね。

アクセスカウンター