琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

シムソンズ ☆☆☆☆

シムソンズ 通常版 [DVD]

シムソンズ 通常版 [DVD]

 去年のカーリングブームに一役買った「シムソンズ」のDVDなのですが、某TSUTAYAではほとんど借りられていないみたいで、ずっと観たいと思っていた僕にとってはちょっと寂しかったです。やっぱり流行りモノだったのかなあ。まあ、このDVDの発売日が7月28日というのは、早く出したかったのかもしれませんが、ちょっと時期外れだったような気もします。いくらなんでも、真夏にカーリングはちょっと厳しいよね。冬に出すとか、世界選手権にあわせて出すとかすればよかったのに。
 作品そのものは、ウザいくらいに元気いっぱい、前向きで青春まっしぐらの主人公(加藤ローサ)と真面目な女の子(星井七瀬)、内気な女の子(高橋真唯)、実力はあるんだけどプライドが高くて周りと馴染めない女の子(藤井美菜)の4人組が、カーリングという競技を通じて絆を深め、北海道大会で勝ち上がっていく、というまさにベタな内容で、TVでやっていた『がんばっていきまっしょい』とか『スウィングガールズ』と全く同じような話です。まさに「お約束」の展開。
 でも、「ベタだなこれ……」とか言いながら僕はけっこうこの作品を楽しめてしまったんですよね。「感動」するというほどのものではないのだけれど「こういうのもちょっといいな」と微笑ましくなってしまうような、そんな後味。なんといっても、主人公の女の子4人がみんなそれぞれ個性的でかわいいし(たぶん、4人という人数は、こういう戦隊もの(じゃないか)において、キャラの個性を描きやすいのだと思います)、カーリングはよく知らない競技だけに「こんなに甘いもんじゃないだろう」と思いつつも、「まあ、こういうことだって、あるかもしれない」とか許せてしまう面もあります。いやほんと、実際はかなり大変みたいなのですが、カーリングって、「もしかしたら自分でもオリンピックに出られるんじゃない?」とかいう妄想を抱かせてくれる競技ではありますしね。
 ほんとうに、よくできた「青春映画」だと思いますし、超大作や大恋愛モノに疲れた秋の夜長には、けっこう良い作品なのではないでしょうか。少なくとも僕は予想以上に楽しめました。

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