琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

同じことばかり何度も書いている

「同じ事を何度も書く」(by なめらいと)
http://aoi.under.jp/sb.cgi?eid=215

 長年サイトをやったり、日記を書いたりしていると、「ああ、これ前にどこかで書いたような……」と思うことってありませんか?
僕は、http://www3.diary.ne.jp/user/343442/でほぼ毎日自分の生活を記録しているのですけど(諸事情あって、書けないことも多いのですが)、書きながら「既書感」にとらわれることって、けっこう多いのです。とくに時節ネタ、記念日の話とか、クリスマス、お正月などのイベントの日に思い出したこととか。毎年新しいことがあればいいのですけど、実際はそうもいきませんし。以前は「同じことを何度も書いたら飽きられる」という危機感を持って、前年の同じ日の過去ログを読み返したりもしていたのですけど、最近はもうそんなふうに確認もせず、「とりあえず思いついたことを書こう」と決めています。たとえそれで「また今年もかよ!」と周りからは閉口されてしまうとしても。逆に「日常」なんて、そんなもんじゃないかな、という気もしますしね。
 まあ、僕は自分が書いたものを読み返すのがとても苦手で、よっぽど変な誤字脱字を指摘されでもしないかぎり、読み返すことがないから、こういう「パターン化」を起こしてしまうのではないかとも思うのですが、パターン化しないために、わざわざ自分が思ってもいないことを書くのもねえ。
 しかし、最近は何か書こうとすると「それ前にどこかで書いたよなあ……」ということばかりで困ります。この「琥珀色の戯言」でのブログ論とかもそういうのばっかりで、しかも昔書いたもののほうが(僕にとっては)圧倒的に面白いことがほとんどです。1年くらい充電すると、もう少し斬新なことが書けるのかもしれないんですが、僕本人にとっては、「同じことを繰り返し書いてしまう」ということそのものに、ちょっとした「意味」みたいなものがあるのかもしれないなあ、と考えています。
「日常日記はネタ切れしない」なんて言うけれど、その「日常」を解釈する自分がそんなに変わらないのであれば、やっぱり、切り口っていうのは限られてくるんですよね。食材が違っても、同じ人が料理すればそこに「味の傾向」が生まれてくるように。逆に、毎日毎日全然違うことを考えて生きている人というのがいれば、それはそれで凄いことだとは思うのですけど。
 3年くらいやっていれば、同じことを度々書いてしまうのも御愛嬌だと僕は信じてやまないのですが、さて、いかがなものか。

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