琥珀色の戯言

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北海道日本ハム、25年ぶりのリーグ優勝!

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/playoff/result/20061012.html

 僕は九州人なので、試合が始まる前まではソフトバンクにやや肩入れしていたのですが、この日本ハムの優勝シーンには感動させられてしまいました。ヒルマン監督の笑顔といつもクールな小笠原選手の嬉しさをこらえきれないという表情。喜びをじっと噛みしめているといったShinjo。力尽きてマウンドで動けなくなり、チームメートに支えられてベンチに戻ってきた斉藤和巳の姿には、もらい泣きしてしまいそうになったけれど。
 去年の千葉ロッテの優勝といい、いわゆる「金満・巨人型チーム」であったソフトバンクに対して、強化にさほどお金をかけられず、ドラフトでも「目玉選手」ばかりを獲得してきたわけではない(去年のダルビッシュは別格としても)日本ハムが、地域密着を徹底し、地元ファンに浸透していくことによってついにリーグ優勝を達成したのは、非常に感慨深いものがあります。これは、選手の勝利であるとともに、北海道のほとんどの地域をまわって支援を求めたというマーケットリサーチ部門やスカウティング部門などのフロントの勝利でもあるのです。去年のロッテのときも思ったのだけれども、カープもこういうチームを目指していかなくては。日本ハムは、ドラフトでもかなりアグレッシブな指名をしていたものなあ。
 ところで、ヒルマン監督のあと、金子選手、田中幸雄選手が胴上げされたのですが、僕は「いつShinjoが胴上げされるのだろう?」と思いながら観ていたんですけど、結局Shinjoの胴上げはありませんでした。あれは、「まだ日本シリーズがあるから」ということだったのか、それとも、あくまでも「一選手」だからなのでしょうか。できれば日本シリーズで、彼の胴上げを観たいものです。それにしても、ダルビッシュ、八木の2人の完投で2連勝なのだから、頼れるピッチャーが2人いるっていうのは、ポストシーズンではものすごく有利だよなあ。メジャーでも、ランディ・ジョンソンカート・シリングで優勝したダイアモンドバックスの例もあることだし。
 あと、ソフトバンクは井口、城島、小久保などの長距離打者が次々と抜けてしまった影響がやっぱり大きいみたいですね。正直、松中とズレータ以外の選手は、相手が超一流ピッチャーになると全く打てそうな気がしませんでした。

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