琥珀色の戯言

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インターネットの普及が「コメンテーター」を救う

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20061204-OHT1T00116.htm

あの亀田父とのバトルで名を上げた、漫画家・やくみつるさんのこんな言葉が印象的です。

 実際のところ、先の亀田騒動では、やくさん自身に“危害”はなし。ここ十数年間、視聴者からの直接の抗議電話も1度きりという。「インターネットの普及が大きい。視聴者は掲示板で騒いで発散しているのでしょう」。ただ自らはパソコンを使わずネットも目にしない。「見ると気持ち、なえますから。コメンテーターは結構ネット見ない人が多いですよ」。怖いものなしに見えるやくさんも、実は打たれ弱さを背負って戦っていた。

僕のように「ネットでしか発言しない人間」にとっては、ネット上での批判や誹謗中傷というのは非常に辛いものがあるのですが、やくさんは、「ネット上での自分に対する非難や罵倒」は、むしろ「視聴者の『ガス抜き』になっていて、おかげで実生活で危険な目に遭わされるリスクが軽減されているのではないか」と考えておられるようです。まあ、そんなやくさんも「見ると萎えるから見ない」そうなのですけど、それでも、ネットでの悪口は家に押しかけられたり苦情の電話をかけてこられるのに比べたら「見なければいい」だけ、はるかに「良性」なのかもしれません。
 眞鍋かをりさんにも、

悪口みたいな書き込みは、見たら負けなんですよ!

という名言がありましたし。

まあ、「大炎上」して実生活に害が及ばないかぎりは、ネットで多少悪口を言われるレベルでは、しょせん「小物」だということなのでしょうね。もっと前線にいる人たちは、「ネットで悪口言われるくらいで済むなら御の字」。しかし、コメンテーターってテレビで思いついたことを言っていればいいように見えるけど、けっこう危ない仕事だよなあ。

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