琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

2006年 年間ベストセラー(トーハン調べ)

http://www.tohan.jp/tohan-news/06-12-05.html

これを見て思うのは、やはり「小説」というのは、そんなに大ベストセラーにはならないのかなあ、といういことでした。圧倒的に売れたのではないかと予想していた『東京タワー』でさえ、『国家の品格』『ハリー・ポッター』(そういえば、これも「小説」なんですよね)に続く第3位。『陰日向に咲く』が13位。そして、「小説家が書いた小説」で唯一ランクインしたのが、『容疑者Xの献身』で19位。
ちなみに、ベスト20に入っている本のなかで、僕が読んだことがあるのは『東京タワー』『陰日向』『容疑者X』と『生協の白石さん』の4冊のみ。もともと「実用書」「自己啓発本」って、あんまり好きじゃないですしね。
それにしても、ここに並んでいる本の出版社名を見て思うのは、いまの日本の「ベストセラー」は、必ずしも大手出版社から出ている本だけではないのだな、ということです。本の「売りかた」「売れかた」も変わってきている、ということなのでしょう。

http://www.tohan.jp/tohan-news/06-12-05a.html
↑の「文芸」部門もすごいことになってます。本好きからみた「良い本」「読みごたえがある本」と一般消費者が「読みたい本」「読んでいる本」というのは、ここまで大きく乖離してきているのか、と唖然としてしまう現実。

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