- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2006/03/03
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テレビでやっていたので観たのですけど、まあ、30男の僕が最後まで観ることができたというのは、結局のところそんなにつまんない映画ではないのだろうな、ということなのでしょう。それにしても宮崎あおいさんは、ああいう「かわいいんだけどウザイ女の子」の演技が上手い!確かにあの宮崎あおい=ハチが「ハマリ役」だと言われているのもよくわかります。予告編を観ただけの印象で語ってはいけないのでしょうけど、それに比べたら「2」での市川由衣さんは、なんだか「かわいいけどウザイ女の子をがんばって演じてます」というのがヒシヒシと伝わってきて、ちょっとかわいそうになってきました。「ハチ」を演じているというよりは、「ハチを演じている宮崎あおい」を演じているというような感じです。
僕が「NANA」を観て一番印象に残ったのは、「結局男って、おんなじようなタイプのどうしようもない女を選んじまうものなんだなあ」ということでした。それは、女性からみた女でもそうなのかもしれないけれど。
あと、この映画、なんだか全体的に予告編みたいだったのと、ハチのモノローグによる司会進行は要らなかったのではないかなあ、と思いました。
ただ、この映画のいちばんの見せ場って、伊藤由奈の歌のシーンのような気がするので、あそこにCMを入れてしまうのは、作品に対して、ちょっとかわいそうだったかもしれません。映画をDVDで観ることが多いと、やっぱりCMの影響は少なくないと感じてしまうのです。
まあ、僕にはこの映画がなんであんなにヒットしたのかよくわからなかったんですけど。