琥珀色の戯言

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文藝・2007春号

文藝 2007年 春号 [雑誌]

文藝 2007年 春号 [雑誌]

 僕はしょっちゅう文芸誌を読んでいるわけではないのですが(というか、『文藝春秋』の芥川賞受賞作全文(&選評)掲載号を買うくらいなのですけど)、『文藝』のいま売られている号は、恩田陸さんの大特集(ほんとにすごいボリュームです)と、高橋源一郎さんと綿矢りささんの対談記事というキラーコンテンツ満載だったので、思わず購入してしまいました。1000円する本なのですけど、『文藝春秋』みたいな「セレブ向け広告雑誌」っていう感じでもないし、思ったよりはるかに読みやすい&興味深い記事が多いです。
 恩田陸さんへのQ&Aコーナーでは、こんなやりとりが(津原泰水さんからの質問)。

(5)ハンデ戦です。小説を構成する以下の要素のうち、いずれかを抜きにして次作を書くよう命じられました。主題と主張。物語性。人物造形。どれを捨てますか?


恩田:もちろん、主題と主張です。

 この質問に対して「もちろん」と答えてしまうところが恩田さんらしいなあ、と。

 そうそう、前からいつ出るのか気になっていたのですけど、綿矢さんの『夢を与える』は、2月8日発売だそうですよ。

夢を与える

夢を与える

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