琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

変身 ☆☆☆

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人気作家・東野圭吾原作の小説を映画化。ある事故に遭い、脳移植を受けた青年と、その青年に常に変わらぬ愛を捧げる女性との切ないまでのラブストーリーを描く。事故の後、長い眠りから覚めた純一はある夜、悪夢にうなされ、自分ともう一人の自分が自身の中に存在することに気づくのだが…。出演は玉木宏蒼井優佐田真由美ほか。

 玉木宏さんと蒼井優さんの共演というだけで、かなり豪華な印象を受けた作品なのですが、正直3分の1くらい観た時点で、「ああ、そういう話なんだ」と先が読めてしまいました。映像からはそこはかとなく昭和の雰囲気が流れてきますし、なんというか、レトロなミステリーだな、としか言いようが……そもそも、話の辻褄が合ってないというか、その「移植された脳」の持ち主のエピソードが明かされるにつれ、「そういう人だったら、こんなふうには純一は変化しないんじゃない?」という気がしてくるんですよね。元の脳の持ち主に対して観客を共感させたいという気持ちはわからなくもないのだけれど、おかげで「なんでそうなるの?」という違和感は深まるばかり。恵の「純愛」に対しては、感動というより、「この女、正気か?」としか思えないし。だいたい、警察もヌルすぎだしさ。
 というわけで、ツッコミどころ満載の映画なんですけど、玉木宏さんと蒼井優さんが頑張っていたので、とにかく2時間観ることはできました。なんのかんの言っても「この話、どういうふうに終わらせるのだろう?」と気にはなりましたし。でも、東野圭吾さん原作だったら、もう一捻りくらいはあると思ったんだけどなあ……
 玉木宏さんか蒼井優さんのファンの方はどうぞ。それ以外の方には、どうでもいい作品だと思います。

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