- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2007/07/19
- メディア: DVD
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メーカー/レーベルより
"恋をした、朝まで遊んだ、全世界にみつめられながら。"
数奇な運命に翻弄された『マリー・アントワネット』。
あどけない少女から王妃へと変貌する心の軌跡を才女ソフィア・コッポラが描く。【ストーリー】
オーストリア・ハプスブルグ家の末娘マリー・アントワネットは14歳で、フランスのルイ・オーギュスト(後のルイ16世)と結婚。格式を重んじるヴェルサイユ宮殿での生活に始めは戸惑うものの、盛大な晩餐会やファッションリーダーとして贅沢三昧の日々を送っていた。4年後、ルイ15世は急逝し、若いふたりは王位を継承する。ほどなくしてマリーは待望の世継ぎを出産。わが子を心の拠り所とするのだが、魅力的なフェルゼン伯爵と逢瀬を重ねたこともあった。一方、財政難に困窮したフランス国民は各地で暴徒と化していき・・・。誰もが知ってる歴史上のマリー・アントワネット。そのきらびやかな宮殿生活とは裏腹に、妻、母、そしてひとりの女性として揺れ動く心にフォーカスした作品。
80年代のUKロックに、"マカロン"カラーの映像をのせてスタイリッシュに描く。
『スパイダーマン』シリーズでは、「イケてないヒロイン」と僕の周囲では評判が今ひとつだったキルスティン・ダンストなのですが、この映画を観てみると、けっこうかわいいなあ、という感じがしました。衣装もすばらしいし、料理も豪華。撮影は本物のヴェルサイユ宮殿で行われたそうです。
でも、僕にとっては「それだけの映画」でしかなかったんですよね。
たぶん、僕がファッションや豪華な装飾品やセックスレスよりも歴史や権謀術数に興味がある人間だからなのでしょうけど、この映画が似合うシチュエーションって、「ホームパーティで、誰が観るともなく居間の大型液晶テレビで淡々と流れている」というような感じのような気がします。つまり、「良くも悪くもイメージビデオとか、何かのプロモーション映像みたいだなあ」と。
「あどけない少女から王妃へと変貌する心の軌跡」なんて、ほとんど伝わってこなかったし……(「軌跡」というより、最後のほうで突然「王妃らしく」なったのには、すごく違和感を感じました)
個々の場面を静止画で観るとすごく魅力的なんですけどねえ。
まあ、もともと「歴史映画」を撮るつもりの作品ではなさそうなので、僕とは相性が悪かった、ということに尽きるのかもしれません。