琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

ゲゲゲの鬼太郎 ☆☆☆

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妖怪仲間と気楽に過ごしていた鬼太郎のもとに、小学生の健太から手紙が届く。最近、不気味な妖怪たちが現れ、近所の人々を恐怖に陥れているというのだ。どうやらこの一件は、解体工事が進められている稲荷神社に関係があると察知した鬼太郎。そして同時に妖怪の怨念が宿った“妖怪石”も何者かに盗まれた。その妖怪石を健太が手に入れたことから、人間界の支配を企む空狐の一味に狙われることに! 鬼太郎は健太を救うことができるのか!?
漫画家・水木しげるが生んだ「ゲゲゲの鬼太郎」が実写化。鬼太郎ウェンツ瑛士ねずみ男大泉洋、ねこ娘を田中麗奈、砂かけババアを室井滋が演じ、にぎやかで楽しい実写『ゲゲゲの鬼太郎』になった。アニメで一世を風靡した同作だが、あの有名なテーマソングが流れるオープニングにワクワク、次々と現れる妖怪クリーチャーも愛嬌タップリ。CGを駆使して作られた映像も“鬼太郎ワールド”にかかれば、どこかホノボノ。役者陣ではベテランが大活躍。大泉洋室井滋西田敏行などの喜々とした怪演が、この映画の核。彼らが脇でしっかりとウェンツら若手を好サポートし、映画を盛り上げている。ほか井上真央、YOU、小雪などが共演。(斎藤 香)

凄い特撮や感動的なストーリーが観られるわけでもなく、端的に言えば、「新春かくし芸大会のドラマで『ゲゲゲの鬼太郎』の実写版を少しお金をかけてやるとこんな感じなのだろうなあ」という印象でした。
ただ、そういう「ユルさ」がこの映画をダメにしているのかというと、必ずしもそんなことはないような気がしたんですよね。もともと『ゲゲゲの鬼太郎』という作品そのものが、キッチリとした世界観をウリにしているわけではない、「ユルさ」を内包しているマンガなので(だって、鬼太郎ネズミ男の関係なんて、普通の「人間関係」だったら、刃傷沙汰になってても絶対おかしくないしさ)、観ているうちに、まあ、こういうのもアリなのかな、と妙に納得してしまいます。
オープニングテーマが、あの「有名なテーマソング」のアレンジ版だったり、「目玉おやじ」の声が「本家」の田の中勇さんだったりと、昔から『鬼太郎』を観てきた人たちでも「まあいいかな」と思えるような、最低限の「ツボ」は押さえられていますしね。
シナリオはありきたりのものだし、アクションシーンも特撮も「うーん、チープだなあ……」と唸ってしまうようなもののわりには意外と楽しく感じられたのは、たぶん、役者さんたちも、『鬼太郎』の妖怪を演じるというのをけっこう楽しんでいたからなのではないでしょうか。
西田敏行さんとか小雪さんもちょっとした役で出演していて、「仕事選べよ……」とツッコミたくなるのだけれど、演じている側にとっては、こういう、「映画評論家に演技を『評価』されたりしない、子どもが笑って観てくれるような映画の仕事」っていうのは、けっこう面白いのかもしれません。
ところで、僕がいちばん「おおっ!」と思ったのは、田中麗奈さんの「猫娘」なんですよね。脚以外はそんなに露出度が高いというわけでもないし、具体的にどこがどう、という指摘はできないのだけれども、なんかすごくエロティックなんですよ本当に。あの脚の細さには驚きました。

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