エリカ様節、やっぱり復活 「一番伝えたいこと別にない」(J−CASTニュース)
この記事で取り上げられている沢尻エリカさんのインタビューを読んで、「コイツやっぱり『反省』してねーな」と思う人もけっこういるのでしょうか……
僕は別に沢尻さんは好きでも嫌いでもないんですけど(身近にいても友達になれるタイプではないでしょうが)、この記事はさすがにちょっと酷いな、と。
一番楽しいのは「寝てるとき」
「エリカ節」が飛び出したのは、特集で最後から2ページ目の「oricon style読者からERIKAへの質問!」と題したコーナー。読者からの質問24項目に沢尻さんが答えるというものだが、そのうち実に11項目が、一言で回答が終わってしまう「ワンフレーズ回答」なのだ。例えば、「私服は、どんな感じですか?」という質問には「ラフ」。「宝物は何ですか?」には「ない」。「何をしてる時が一番楽しいですか?」という問いには「寝てるとき」と、半ば「仕事は楽しくない」と言いたげな答えだ。
比較的沢尻さんが喜びそうな
「ERIKAさんはめっちゃキレイですけど、中学生の頃はやっぱりモテましたか?」
という質問に対しても、単に「いいえ」と、そっけない。
「寝てるとき」が一番楽しい、という答えについては、僕は「ああ、忙しくて疲れてるんだな」としか思わないんですけど……これをいちいち「じゃあ、仕事は楽しくないんですね」なんて解釈するのは、さすがに悪意が過ぎないかね。それに「モテましたか?」なんて聞かれても、「はい」なんて言わないだろ普通。そんな質問そのものがアホらしいということに気づけよ……
極めつけは、
さらに、「曲を聴く人に、いちばん伝えたいことは何ですか?」との質問には、
「別にない。何を感じるかは、その人の自由だから」
と、突き放した回答で、ファンとの関係を「ぶち壊している」との指摘も出そうだ。
というところ。
これ、僕は単に「聴いてくれる人に先入観を持たせたくない」という意味だと思うんですけど。インタビューで「聴きどころ」を聞かれることを嫌うミュージシャンは、全然珍しくないです。このコメントのなかで大事なのは「別にない」のほうではなくて、「何を感じるかは、その人の自由」のほうでしょう。
こんな状況では、それこそ、何聞かれても「別に……」とか言いたくなりますよね。
僕は最近、沢尻さんよりも、こういう「叩いてもいい人」を嬉々として叩いて商売しているメディアの人や和田アキ子さんのほうがイヤだなあ、と感じています。