- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2007/11/02
- メディア: DVD
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内容紹介
『セブン』、『ファイト・クラブ』の監督が放つ究極の犯罪スリラー!実際に起こった未解決事件に基づく“謎が謎を呼び、恐怖がノンストップで迫り来る。この映画の求心力からは、誰も逃れることができない…。” -Peter Travers, Rolling Stone
『セブン』、『ファイト・クラブ』の監督が放つ、実際に起こった未解決事件に基づくサスペンス・スリラー。“ゾディアック”と名乗る連続殺人犯と、その事件の解決に挑む者たち。「殺人」と「真実の究明」という全く逆の立場にいる人間たちが、謎が謎を呼ぶ事件を巡り、次第にその運命を狂わされていく…。ジェイク・ギレンホール、ロバード・ダウニーJr.、マーク・ラファロ、クロエ・セヴィニー等、豪華キャストのアンサンブルで贈る、至高のスリラー。
※ 一部、残虐なシーンが含まれます。
うーん、長い……けっしてつまらない映画ではないですし、観ているうちに先が気になってくるのは確かなのですが、僕はちょっとこの映画に2時間半以上を費やすのは辛かったです。いろんな面で、すごく消化不良な感じがして、それがまたデビッド・フィンチャー監督らしいといえばらしいのですけど、「未解決の事件」をモチーフにていることもあり、観客が感情移入できるところがあんまりないんですよねこれって。観ているとじわじわとストレスがたまってくるのに、それを発散できるシーンがほとんど無いし……
結局のところ「連続殺人犯」も「それを追うことに執念を燃やした男」というのは、「悪」と「正義」なのではなくて、どちらも「世間にうまく馴染めない同種の人間」だったのではないか?というのが僕なりの感想なのですが、謎解きのプロセスが詳細に説明されるわけでもなく、社会派にもサスペンスにもなりきれていない印象です。逆に言えば、そういう「混沌として、先が見えない感じ」こそが魅力でもあるのですけど。