琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

ローグ アサシン ☆☆☆


あらすじ: FBIアジア系組織犯罪捜査科のクロフォード(ジェイソン・ステイサム)は、同僚とその家族を“幽霊”と称される殺し屋のローグ(ジェット・リー)に無惨にも殺されてしまった。3年後、クロフォードの宿敵ローグがサンフランシスコのヤクザ街に姿を現し、中国系暴力団と日本のヤクザの抗争を複雑にかき回し、激化させる。(シネマトゥデイ

 なんというか、「確信犯じゃない『キル・ビル』みたいな映画」です。
 たぶん、ある程度わかっていながら(石橋凌さんも出演されていますし)、あえてやっているのだと思いますが、真剣なシーンのはずなのに、部屋の掛け軸にデカデカと「下手の横好き」とか「掃き溜めに鶴」なんて書かれていると、日本人としては、それだけでコントにしか見えなくなってしまうんですよね。
 いや、言葉がわからなければ、「おお、オリエンタル・ミステリーワード!」とか言ってくれるのかもしれませんが……
 出てくる外国人の日本語がヘンなのはしょうがないのですが、日本人キャラの日本語もヘンだしなあ……

 アクション映画としては、まあ、それなりに楽しめます。動きが速いのと画面がちょっと暗いのとで、何をやっているのかわからない場面も多いのですが、ジェット・リーの佇まいはさすが。
 ラストも「ありきたりだけど、それなりに意外などんでん返し」がありますし、ジェット・リージェイソン・ステイサムが好きな人には(レンタルでの鑑賞を)オススメしたいと思います。
 まあ、このくらい(100分弱)で観られる肩のこらないアクション映画っていうのは、それなりに貴重ではあります。

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