琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

浮き草デイズ(1) ☆☆☆


浮き草デイズ 1 (1)

浮き草デイズ 1 (1)

■内容紹介■
夢を片手に上京したが、仕事もお金も友達もナイナイづくし。バイト三昧でドキドキふわふわ暮らしてた、たかぎさんの浮き草な日々

20世紀の終わり頃。イラストレーターになりたいと夢だけ抱えて上京したものの、仕事もない、お金もない、知り合いもほとんどいなかった。バイト情報誌を片手にドキドキふわふわ暮らしていた20代のたかぎさんが、デビュー作『150cmライフ。』を描くまでの甘酸っぱい日々をコミックエッセイに。生活費のため、一風変わったバイトを転々としながら、出版社に絵を持ち込んでもダメ出しばかり。この仕事、ホントはわたしに向いてない? …とくじけたり、立ち直ったり、人生に迷走中な「あの頃」がいっぱい詰まったお話です。

 いつもの「たかぎなおこさんのエッセイマンガ」という感じで安心して読める作品なのですが、その一方で、「この手の『私が売れるようになるまでの話』には、ちょっと飽きてきたなあ」と思うのも事実。同種の「女性作家の売れるまでのエッセイマンガ」としては、さくらももこさんの『ひとりずもう』という傑作があるので、どうしてもちょっと比較してしまいますし。
 まあ、このエッセイ、第一巻の時点では、「イラストレーターとしての成功まで」というよりは、「いろんなバイト体験記」みたいな印象が強かったんですけどね。
 福引きのバイト(福引きの仲介を行っている会社に登録して、そこから各福引きイベントに派遣されるというシステム、なのだそうです)というのがあるのも驚きでしたし、「通販の電話受付け業」の話もなかなか興味深いものがありました。世の中には、いろんなバイトがあるんだなあ。
 たかぎさんのファンの方は、読んで損はしないと思います。ただ、WEB連載されていたらしいのですが、なんとなく『150cmライフ』や『ひとりたび一年生』に比べると、「薄い」本という印象でした。

ひとりたび1年生

ひとりたび1年生


ひとりずもう 上―漫画版 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

ひとりずもう 上―漫画版 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

ひとりずもう 下 漫画版 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

ひとりずもう 下 漫画版 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

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