琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

赤塚不二夫さん逝去


赤塚不二夫さん死去:「人生はギャグ」なのだ(毎日jp)

僕はこの訃報を聞いて、残念だなあ、惜しい人を亡くしてしまったなあ、と思うのと同時に、おつかれさまでした、やっとゆっくり休めますね、とも感じました。
ずいぶん長い間大病を患っておられて、厳しい状態が続いていたようです。一昨年には献身的に看病をされていた奥様の眞知子さんも急逝されていますし……


これまで赤塚さんのことを書いた本や赤塚さんの発言について紹介してきたものを以下にまとめておきます。

赤塚不二夫のことを書いたのだ!!(琥珀色の戯言(2007/5/20))

プレイボーイの人生相談―1966‐2006(琥珀色の戯言(2006/11/25))

赤塚不二夫のおコトバ(琥珀色の戯言(2005/10/09))


「でも、僕は、『天才赤塚不二夫の手伝いが出来ただけでも幸せだった』、と今は思ってる」(活字中毒R。(2007/5/25))

「バカボンな生き方」は、けっこう大変なのだ!(活字中毒R。(2003/8/2))

赤塚さんの言葉や赤塚さんの親しい人たちが書いた「赤塚不二夫の話」を読んでいくと、赤塚さんの最高の作品は「おそ松くん」でも「天才バカボン」でもなく、「時代のトリックスター赤塚不二夫」だったのではないかという気がしてなりません。そしてもうひとつの作品は、「赤塚不二夫チルドレン」のマンガ家たち。

赤塚さんの長年の盟友である週刊少年サンデーの名物編集者・武居俊樹さんは、こんなふうに書かれています。

赤塚は、自分のアシスタントを次々に一本立ちさせる。それは、すなわち自分の作品を痩せさせることだ。右腕を、左腕を切り落としていくのと同じだ。アイデアが薄まり、絵が枯れていく。赤塚にも、それが判っている。判っていながら、それをやる。僕は、それを見ていて、本当に立派だと思う。人の道に外れていないと思う。

武居さんは、このあとに「神様・手塚治虫のアシスタントからは、とうとうひとりも名の知られたマンガ家は出なかった」と付け加えておられます。
赤塚さんは「天才」でした。でも、赤塚さんの最大の才能は、「周囲の人を動かす人間的な魅力」だったのかもしれません。

惜しい人を亡くした、というより、「この世界が、またちょっとつまらなくなってしまったなあ」というのが僕の正直な気持ちです。



以下に赤塚さん関係の本のなかで、僕がもっともオススメしたいものの感想を再掲しています。
人間・赤塚不二夫、そして、漫画家・赤塚不二夫の作品の背景について、生き生きと公正に描かれている作品だと思います。

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