琥珀色の戯言

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めくるめく絵本の世界(1)〜スイミー


スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

自分だけ黒い色をした、泳ぎが得意な魚のスイミーは、誰よりも海のなかに興味をもっていた。赤い魚の群れは、大きな魚に食べられるのが怖いからといって、スイミーといっしょに遊ぼうとしない。そこで、知恵を絞ったスイミーは……

子どもが生まれてから、書店の「絵本コーナー」にも足が向くようになりました。
親の視点で、「どういう絵本を子供に読ませたいか?」と考えるのは、なかなか新鮮な体験です。
というわけで、「僕が個人的な趣味で選んで買った絵本」を御紹介するコーナーです。

この『スイミー』、小学校の教科書で読んだ記憶があるのですが(いまも載っているのかな?」)、当時から友達がいなかった僕は、スイミーの「大逆転」が、ものすごくうらやましかった記憶があります。
そして、この作品は、「みんなちがって、みんないい」っていうことなんですよね。金子みすず的に言えば。

でも、いま思い出したのですけど、当時の僕はこれを読みながら、自分が「赤い魚」であることが、ちょっと寂しかったような気もするんだよなあ。

教科書ではなく、絵本で大きな絵を見ていたら、なんだかとてもうれしくなったので購入。
「ぼくが目になろう!」
淡いタッチの絵なのですが、いま、あらためてカラーで見ると、すごく新鮮です。

まだ息子にはちょっと難しすぎるかもしれませんが、しばらくは僕が眺めて喜んでおきます。

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