琥珀色の戯言

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トンデモ電脳ゲーム伝説 ☆☆☆


トンデモ電脳ゲーム伝説

トンデモ電脳ゲーム伝説

内容紹介
ゲーム史20年の「謎」を徹底解明!
レトロゲームの「秘密」を大暴露!
世にも恐ろしいバグ、史上最弱の主人公、
死も覚悟しないといけない難易度など、20年にわたるトンデモ・ゲーム史に燦然と輝く
驚愕&大爆笑の「電脳伝説」77連発+超トンデモな風説10!

あなたは信じますか? 知っていますか?

ファミコンのコントローラーのボタンは四角だった!
●『スーパーマリオ』は実はとってもHなゲーム!?
●『スーパーマリオ』に存在するクリア不能の幻のステージとは?
エニックススクウェア合併を20年前に予言していたゲーム!
●『ドラクエ4』と『レディストーカー』の危ない関係!
●『桃太郎電鉄』の貧乏神にはモデルとなった人物がいた!
●『ドラクエ5』にはラスボスより強い隠しボスがいた!
●『えりかとさとるの夢冒険』に潜む超・恐ろしいメッセージ!
●『FF9』の最強の武器「エクスカリバー2」禁断の入手法!
●最初から最後まで画面が真っ暗なゲームがある!

などなど、驚き・爆笑・恐怖の電脳ゲーム伝説満載!

僕としては、「ファミコンのコントローラーのボタンが四角だったことくらい、みんな知ってるだろ!」(でもないのかな……)とか、「伝説」って言ってるわりには、単なる推測だったり、面白い「復活の呪文」の紹介だったりするのが不満ではあるのですが(そもそも、この本をわざわざ手に取るようなレトロゲーマーだったら、知ってて当たり前なんじゃないかという話が多いし)、1000円もしない本(ただし、ゲームの画面やパッケージ写真も皆無)なので、レトロゲーマーは、ちょっと目を通してみても良いかもしれません。
中には、「ファミコン本体の色が赤と白の二色である理由」が、

これは単純に、当時一番安かったケースの部材の色が赤と白の二色だったからなのである。

という話のような、「意外なネタ」もありますしね。
(ただ、この本全体が「どこまでが事実」なのかわからないつくりになっていますし、ソースも明示されていませんので、これも本当の話かどうか疑わしいですが)

この本のなかで、僕がいちばん驚いたのが、この「伝説」。

 1988年にナムコから発売されたファミコンソフト『えりかとさとるの夢冒険』。
 主人公である双子の兄妹、えりかとさとるが「時の冠」を求めて不思議な世界を冒険するという内容のアドベンチャーゲームである。
 夢冒険というだけあり、まるで絵本の中に入ったかのような、ファンタジックで心温まる世界観が展開する本作品だが、実はこのゲーム内に、ある重大なメッセージが隠されていることが明らかになったのである。
 そのメッセージが見られるのは、エンディングの後。

(中略。このメッセージを見るための隠しコマンドの解説)

 すると、突如画面が切り替わり、登場するのはサングラスをかけた謎の男「ひでむし」。もちろん、本編にこんなキャラクターは一切出ていない。
 本ソフトの開発スタッフを名乗る、このひでむしという男がおもむろに口を開いた瞬間、今までファンタジックな世界に浸っていたプレイヤーの心はズタズタに切り裂かれる。

(中略)

 この隠しメッセージの存在が確認されたのは2003年のこと。ゲーム自体は1988年に発売されていたことを考えると、なんと15年近くもの間、誰一人として気が付かなかったのである。

↓は、その「ひでむし」からのメッセージの動画です。こりゃすごいや……

そういえば、最近も某超有名SLGのシリーズ最新作で、開発者からの「これクソゲー」っていうメッセージが発見されて話題になってたような……

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