琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

パッセンジャーズ ☆☆


パッセンジャーズ 特別版 [DVD]

パッセンジャーズ 特別版 [DVD]

次々と消えていく生存者たち。その真相はどこに眠るのか?
飛行機事故で生き残った5人の乗客たちの心の傷を癒そうと、事故の真相を追究し始めるセラピストのクレア。しかし、事故に関する新事実を口にした乗客たちが次々と姿を消していく。
さらに、クレアは航空会社の人間に尾行され、大事故の後だというのに不気味なほど落ち着きはらっている男性生存者には大胆に言い寄られる。自宅へ帰れば謎めいた隣人が現れ、生活に口をはさんでくる。

真相を追えば追うほど深みに引き込まれ、錯綜する現実に自分を見失うクレア。
これは偶然なのか仕組まれた罠なのか―?
そして彼女だけが知らなかった驚愕の真実とは。

アン・ハサウェイ主演のサスペンス。
TSUTAYAでパッケージを見て、「この飛行機事故には、どんな『真相』が隠されているのだろう?」とワクワクしながら観始めました。
ほんと、面白そうだったんですよ、パッケージを見た第一印象では。

ところが、繰り広げられるのは、「謎解き」ではなく、アン・ハサウェイと生き残った男性乗客とのラブロマンス。
僕はもっと、息詰まるサスペンスや驚愕のどんでん返しを見たいんだけどな……と思いつつ、このラブロマンスに付き合っていると、物語は最後の最後でトンデモナイ展開になっていきます。
いやまあ、たしかに「意外」といえば「意外」なんだけどさ……

僕のなかで、「意外などんでん返し」に「やられた」と思う作品は、観終えた(あるいは、読み終えた)あと、もう一度最初から観なおしたくなるんですよね。『イニシエーション・ラブ』とか、『シックス・センス』とかはそうでした。
しかしながら、この『パッセンジャーズ』は、「観客に気づかせないためなら、どんな御都合主義もまかり通るのかよ!」と言いたくなるようなディテールの杜撰さばかりが印象に残る作品なんですよね。
いくらなんでも、彼らに「そんなこと」はできないだろ……としか思えません。
なんかこう、「最初にオチありき」で作られた作品のような気がして、かなりガッカリしてしまいました。
どう考えても、「ベタで御都合主義なサスペンスを、ラブロマンスを入れて引き延ばしてみました」って感じなんだよなあ。
アン・ハサウェイは綺麗なんですけどね、うーん。

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