- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2010/05/21
- メディア: DVD
- 購入: 11人 クリック: 64回
- この商品を含むブログ (60件) を見る
Amazon.co.jp
あやつり人形のウッディは、アンディ少年の大親友だった。しかし、最新型ロボットのバス・ライトイヤーがやってきて、アンディのお気に入りになってしまった。ションボリするウッディ。そしてある日、ひょんなことから外にとび出してしまい…。
本作は、世界初のCGアニメと話題になった。しかし、この映画を傑作にしたのは、なんといってもウッディとバスのキャラクターだろう。声の担当は、トム・ハンクスとティム・アレン。オモチャに生命を吹きこんで、そのキャラクターを確立させた彼らの功績は大きい。また、オモチャの目線で世のなかを見る新鮮さ、オモチャならではの知恵でピンチをのりきるストーリーの楽しさなど、ワクワクさせる仕掛けがイッパイで、マニアが多いのもうなずける。さすがディズニーとうならせる作品だ。(斎藤 香)
この『トイ・ストーリー』、「子供向け」というイメージが強くて、実は今回はじめて観ました。
『3』がかなり話題になってもいますしね。
最近のピクサーの作品を観慣れてしまったので、この『トイ・ストーリー』の劇場公開時に話題になった「フルCG」の凄さは実感できなかったのですが(「見劣りしない、ということが凄いことなのかもしれません)、動きの面白さとイマジネーションの豊かさは素晴らしかったです。
絵だけではなくて、「オモチャがオモチャであること」の特徴をうまく活かしきっているストーリーや個性豊かなキャラクターも楽しい。
オモチャたちが、新しいプレゼントがやってくると、自分の居場所がなくなるのではないかと心配している姿なんて、「ああ、わかる!」と思うのと同時に、移り気な子どもだった僕もせつなくなってきます。
「オモチャが実は生きているのではないか?」と、子どもの頃、誰もが一度は想像するのではないかと思うのですが、この作品を観ると、「ああ、失くしたオモチャが、いつの間にかひょっこり出てきたりするのは、こういうことだったのかな?」なんて、ちょっと考えてみたりもするのです。
しかし、子ども時代にこれを観ていたら、「面白い」だけじゃなくて、オモチャが少し怖くなっていたかもしれませんね。
80分と上映時間が短いのも、大人としては嬉しい、アニメ映画の金字塔。
そういえば、かのスティーブ・ジョブズさんがアップルを追われたあと、ピクサーで「復活」したのも、この映画のおかげだったんだよなあ。
考えようによっては、この映画に名前がクレジットされていることは、アップルでの成功以上に、ジョブズさんの「後世に残る偉業」なのかもしれません。
とくに、子どもたちにとっては、ね。