琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

トイ・ストーリー ☆☆☆☆


トイ・ストーリー スペシャル・エディション [DVD]

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あやつり人形のウッディは、アンディ少年の大親友だった。しかし、最新型ロボットのバス・ライトイヤーがやってきて、アンディのお気に入りになってしまった。ションボリするウッディ。そしてある日、ひょんなことから外にとび出してしまい…。
本作は、世界初のCGアニメと話題になった。しかし、この映画を傑作にしたのは、なんといってもウッディとバスのキャラクターだろう。声の担当は、トム・ハンクスティム・アレン。オモチャに生命を吹きこんで、そのキャラクターを確立させた彼らの功績は大きい。また、オモチャの目線で世のなかを見る新鮮さ、オモチャならではの知恵でピンチをのりきるストーリーの楽しさなど、ワクワクさせる仕掛けがイッパイで、マニアが多いのもうなずける。さすがディズニーとうならせる作品だ。(斎藤 香)

 この『トイ・ストーリー』、「子供向け」というイメージが強くて、実は今回はじめて観ました。
 『3』がかなり話題になってもいますしね。
 最近のピクサーの作品を観慣れてしまったので、この『トイ・ストーリー』の劇場公開時に話題になった「フルCG」の凄さは実感できなかったのですが(「見劣りしない、ということが凄いことなのかもしれません)、動きの面白さとイマジネーションの豊かさは素晴らしかったです。
 絵だけではなくて、「オモチャがオモチャであること」の特徴をうまく活かしきっているストーリーや個性豊かなキャラクターも楽しい。
 オモチャたちが、新しいプレゼントがやってくると、自分の居場所がなくなるのではないかと心配している姿なんて、「ああ、わかる!」と思うのと同時に、移り気な子どもだった僕もせつなくなってきます。
 「オモチャが実は生きているのではないか?」と、子どもの頃、誰もが一度は想像するのではないかと思うのですが、この作品を観ると、「ああ、失くしたオモチャが、いつの間にかひょっこり出てきたりするのは、こういうことだったのかな?」なんて、ちょっと考えてみたりもするのです。
 しかし、子ども時代にこれを観ていたら、「面白い」だけじゃなくて、オモチャが少し怖くなっていたかもしれませんね。

 80分と上映時間が短いのも、大人としては嬉しい、アニメ映画の金字塔。
 そういえば、かのスティーブ・ジョブズさんがアップルを追われたあと、ピクサーで「復活」したのも、この映画のおかげだったんだよなあ。
 考えようによっては、この映画に名前がクレジットされていることは、アップルでの成功以上に、ジョブズさんの「後世に残る偉業」なのかもしれません。
 とくに、子どもたちにとっては、ね。

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