琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス 3D ☆☆☆


あらすじ: 遠い昔、はるか彼方の銀河系。交易航路の課税をめぐる衝突が激化し、通商連合が惑星ナブーを軍事閉鎖するという事態が起きる。その収拾を図るためにジェダイ騎士のクワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)とその弟子であるオビ=ワン・ケノービユアン・マクレガー)派遣されるが、通商連合によるナブー侵略が始まってしまう。ナブーの女王アミダラ(ナタリー・ポートマン)を安全な場所へと脱出させようとする2人だったが、宇宙船が故障。修理で惑星タトゥイーンに降り立った一行は、そこでアナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)という少年と出会う。


2012年11本目の劇場鑑賞作品。
月曜日のレイトショーだったのですが、観客は、僕も含めて4人。
歴史的な作品の3D化ということで、興行的には期待されていたのではないかと思いますが、どうもいまひとつ、ふたつみたいですね。
興行収入ベストテンでも、初週ですら、5位以内には入っていない状況です。


この映画、2D版(というか原版)が公開されたのは、1999年だったんですね。
もう13年も経っているのか……
映画館で、例のオープニングを観たときは、なんだかすごく感動したものです。
実は、それまでの「エピソード4〜6」は、一度も映画館で観たことなかったのに。


で、今回も、やっぱりオープニングではちょっと感動してしまいました。
やっぱり、『スター・ウォーズ』だなあ、って。


しかしながら、率直なところ、「3D」って銘打ってはいるけれど、そんなに3Dによって変わったようには思えないし(いや、こうしてわざわざ劇場公開するからには、世界観が変わるほどの3Dを期待しちゃうじゃないですか)、ああ、こんな映画だったよなあ、と記憶をたどりながら観ているうちにおしまい、という感じでした。
3Dについては、「目が疲れるわりには、おおっ!と言いたくなるような場面はまったくなく、期待していただけに、かえって肩すかしをくらってしまった」印象。
ポッドレースとか、いかにも「3D向き」のシーンだと思うじゃないですか。
でも、「本当にこれ、3Dなの?」と言いたくなるくらい、地味に3D化されています。


そもそも、僕はこの『エピソード1』って、あんまり好きじゃなかったしなあ。
リーアム・ニーソンユアン・マクレガーはカッコいいんだけど、ナブーの局所戦で、クワイ=ガン・ジンとオビ=ワン以外のジェダイにはほとんど出番がないし、「ジェダイは王女の身を守るだけで、積極的に介入はしません」なんて言いながら、実際は介入しまくってるし。
今回久々に見て、いちばんすごかったのは、ダース・モール役の人の動き。
いやもう、圧倒的にこっちのシス側の人のほうが強そう。
もともと殺陣師として参加していたそうなのですが、その動きをみて、ダース・モール役に抜擢された人らしいです。


まあ、最初に『エピソード1』を観たときは、アナキンがダース・ベイダーになる、という概略しか知らなかったけど、今回は、『2』『3』も観てますからね……
「この子がフォースに調和をもたらす」って言われても、その「調和」のためにはあのパダ=ワン皆殺しとか、デススターで見せしめに惑星消去なんていう暴挙が必要だったのか?とか、思っちゃうんですよ。


結局、『スター・ウォーズ』以上に「世界を構築したSF映画」は、その後もあらわれていないと思います。
スター・トレック』のほうが好きっていう人は、少なからずいるのだとしても。


今回はじめてこのシリーズを観る人とか、シリーズの大ファンで、久々に大画面で観たい人にとっては、良い3D化でしょう。
しかしながら、「3Dによる変化を期待している人」「映画館かDVDで一度観たことがあって、それほど『スター・ウォーズ』に愛着がない人」には、オススメしかねる作品です。

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