琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

メン・イン・ブラック3 ☆☆☆☆



あらすじ: 秘密組織MIB所属のエージェントJ(ウィル・スミス)とK(トミー・リー・ジョーンズ)は、日々異星人の取り締まり追われていた。長年コンビとしてやってきた2人だが、Kの単独捜査をいぶかしんだJは直接そのことを彼に問いただす。だが、本人は全然聞く耳を持たず何の情報提供もしてくれない。次の日、本部でJはKを捜していたが40年以上も前に死亡していたと聞き……。

参考リンク:映画『メン・イン・ブラック3』公式サイト


2012年18本目の劇場鑑賞作品。

月曜日の18時半からの回で、3D字幕版。
ちょっと微妙な時間かな、と思ったのですが、30人くらい入っていて、なかなかの人気ぶりです。
月曜日がカップルデー、2人で2000円、というのもあったのでしょうけど。


メン・イン・ブラック』って、今回、10年ぶりの新作だったんですね。
『2』で、ある意味「やり尽くした」のかな、と思っていたので、久々の新作には、ちょっと驚いてしまいました。
冒頭、トミー・リー・ジョーンズを見たときには、「やっぱり年取ったなあ」なんて、感傷的な気分になりました。
ウィル・スミスも、なんだか落ち着いていますし。


この『3』を観ていて、僕はなんだかすごく懐かしくなってしまいました。
エージェントKとJのやりとりもそうだし、グロテスクなんだけどユーモラスな、異世界のクリーチャーや、MIBのガジェットの数々。
正直、『2』のすぐ後に公開されていてもおかしくないほど、「新しさ」は感じませんでした。
でも、予告編で『スパイダーマン』がリセットされてしまったのを観たあとだと、「ああ、MIBは、やっぱりウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズだなあ!」って、嬉しくなってしまうんですよね。
トミー・リー・ジョーンズは、日本のテレビCMで、エージェントKをネタにして稼いでいるので、この映画を観ても、最初はどこまで本気なんだかよくわかんなくなってしまうのが難点ですが。
ああ、あれがあったから、10年のブランクをあまり感じなかったのかも。
若き日のKを演じたジョシュ・ブローリンさんも、すごく「K」らしかったです。


メン・イン・ブラック』って、ある意味、「なんでもあり」の作品です。
今回の「タイムトラベル」に関しても、「いやそれをアリにしたら、もうこの世界ゴチャゴチャじゃない?」という考えが頭をよぎるのですが、次の瞬間には「ま、いいか、『メン・イン・ブラック』だし」。
やたらと凄い能力を持った新キャラも「ま、いいか、『メン・イン・ブラック』だし」。
リアリティよりも、ぶっとんだ面白さ。
観客も、野暮なことは言わない約束です。


僕としては、後半に面白い宇宙人があまり出て来なかったで、「不景気で予算なかったのかな……」と、若干残念だったのですが、「バディもの」としてのKとJの「不器用な絆」みたいなものが伝わってきて、ラストはちょっとジーンとしてしまいました。
なぜ僕は、『メン・イン・ブラック』に感動させられているんだ?って思ったのですが、「無茶苦茶なんだけど、ちょっと良い話」ではあるんだよなあ、上手いよねえ。


3Dに関しては、初期の3D映画のように、やたらと破片がこっちに向かってくるのではなく、高さの表現などに適度かつ有効に使われており、目もそんなに疲れません。
3Dも洗練されてきたといえるし、その一方で、「3Dならではの驚き」みたいなものは少なくなってきましたね。


あと、最近のアメリカ映画って、「アポロの月面着陸」に関する話が多いような気がします。
(と言いながら、思い出せたのは『トランスフォーマー3』くらいだったんですよね。あとは邦画で最近観た『宇宙兄弟』。僕の思い込みなのだろうか)
日本の『三丁目の夕日』みたいに、アメリカも「あの頃の良きアメリカ」を懐かしむ人が多いのかなあ。


とにかく「すごく良くできた娯楽映画」であることは間違いありません。
『1』『2』が好きだった人には、たまらない続編だと思います。
またいつか『4』も観たいものです。

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