琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

のれんをくぐりましょ。 ☆☆☆


のれんをくぐりましょ。

のれんをくぐりましょ。

内容紹介
美味しいお食事とお酒、ママさんたちとの楽しい会話、のれんの向こうには楽しくてホッとする空間が待ってます。


隠れ家的な雰囲気に惹かれながらも、行きづらい…高そう…というイメージがつきものの「小料理屋」を、現役店員である著者がコミックエッセイで紹介!
1月~12月の1年間を通して、ママさんのお仕事・お客さんたちの交流・注文やお会計のマナー・旬の食材のお料理やお酒についての知識を楽しく追体験できます。
読んだ後には、あなたの行きつけのお店を探しに行く後押しをしてくれるかも…!?


著者について
■竹ノ内ひとみ
小料理屋で働きながらマンガを描いています。


書店で偶然みかけて購入。
それにしても、最近のコミックエッセイの題材の「なんでもあり」っぷりはすごいですよね。
そうか、「小料理屋」かあ……たしかに、僕にとってはほとんど行かないところだし、そんなにお客さんがいるのかな?と疑問だったのです。
僕自身は、店で「常連扱い」されるのがすごく苦手で、「いつもありがとうございます」と言われたとたんに、「ああ、この店に来るのはもうやめよう」と思うので、「行きつけの小料理屋」なんて滅相もない、というのが本音なんですけどね。


先日、夫婦でやっている小料理屋で、「いきなり店のカウンターで夫婦喧嘩」+「常連さんがやってきたため、まだこれから本格的に食事、というところで強制退店」という酷い連鎖アタックを食らったばかりですし。


このコミックエッセイ、実際に小料理屋で働いている(経営者としてではなく、そのサポート役で)人の目で描かれたもので、「小料理屋ではこんな人たちが働いていて、こんなお客さんが来ているのだなあ」ということがよくわかります。


ちなみに、作者が働いている店のママさんは、「小料理屋とはどんな店?」という問いに、

 そんな風に聞かれるとちょっと困っちゃうけど しいていうなら 家庭料理をお出しするお店かしら?」

と答えておられます。
この店の料理は、お刺身4種、天ぷら2種、フライ物2種、お肉料理2種、焼き魚4種……など、おつまみもあわせて、大体30品前後なのだそうです。
居酒屋チェーン店のように品数が豊富ではないものの、けっこうたくさんの料理があるんですね。


「いちげんさんも大歓迎ですよ」なんていう「きれいごと」だけではなくて、「でも、小さくやっているところは、なんとなく店の雰囲気ってあるから……」と、ママさんが率直に仰っているのには、むしろ潔ささえ感じます。
 小回りがきくために、旬を活かせる、というメリットも伝わってきて、ああ、こういうところでお酒を飲めるのが「大人」なのかなあ、なんて考えたりもしました。

以前はよく一声おかけしていたのですが、今となってはもう……
なので、お食事を撮影されているだけなら、見て見ぬふりをしています。
しかし、店内などを撮影する場合は、お店の人にひと言おかけください


何気なく撮った1枚が 予期せぬところで 
○○さんと××さんの不倫現場証拠に………!!!!


お客様のプライバシーを侵害するような情報おになりかねませんので!!


この「店内で写真を撮るときには、一言ことわってほしい」という理由、なるほどなあ、という感じです。
こういうことに気をつけている人って、そんなにいないのではないかと。
やっぱり、「隠れ家的なニーズ」って、あるんだよなあ。


小料理屋ってどんなところか興味はあるんだけど、やっぱりちょっと敷居が高いな……
そう考えている人は、一度読んでみてはいかがでしょうか。
ボリューム的に、これで税込み1050円は、小料理屋に興味が無い人にとってはちょっと割高かな、とも思うのですけど。

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