あらすじ: ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、カバのグロリア、キリンのメルマンはアフリカを出発し、故郷ニューヨークに戻ることにする。彼らはモンテカルロのカジノにいるペンギンズを捜しに行き、そこで騒動を起こしたせいでデュボア警部率いる動物管理局に追跡されてしまう。逃げ惑う彼らの前に運良くサーカス団の列車が現われ、乗り込むことに成功するが……。
2012年25作目の劇場鑑賞作品。
10時半からの回に80人くらいの家族連れが集まっていて、夏休みの朝の映画館って、平日でもこんなにも賑わっているのか!と驚いてしまいました。
この映画は8月1日公開で、もうそろそろ上映終了か、という時期なのに。
この映画、3歳の息子が「ペンギンズ見たい!」と言うので家族で観たのですが、どちらかというと、僕を含む両親のほうが楽しんでしまったかもしれません。
息子には、ちょっと長かったかも(といっても90分くらいなんですが)。
カラフルで、常にどこかが動いている、飽きさせない画面。
ありがちではあるのだけれど、動物たちの動きやキャラクターの面白さに、つい見入ってしまう物語。
「まさかロシア人の言うことをきくことになろうとはな」という、「これでアメリカの子どもたちは喜ぶのか?」と怖くなるようなペンギンズのセリフや、「フランス系カナダ人がサーカスを変えた」というような、「それ、そのまま訳しても日本人はわからないし、アメリカ人だってわかるのか?」という言い回しが、けっこうアクセントになっています。
(そういえば、ジェイムズ・キャメロン監督が、シルク・ドゥ・ソレイユの映画を撮ったらしいですね。予告編が流れていました。もはや、サーカスも映画館で見る時代なのかな)
大人としては、「こんなの子どもが聞いてもわからないのでは」と考えてしまうのですが、子どもというのは、案外「自分にはわからないけど、なんだか大人っぽいこと」が好きだったりするからなあ。
「ペンギンズ」なんて、まさにその最たるものですし。
僕たちは2D版を観たのですが(3歳児には3Dは負担がかるという判断で)、動物たちのサーカスの場面は、3Dで観たかったなあ、きっと凄かったろうなあ、と残念でした。
映画の一場面をしてではなく、「映像のサーカス」として観てみたかった。
もう、上映期間も残り少ないとは思いますが、あまり「教育的」ではない分、家族みんなで楽しめる映画だと思いますよ。
しかしこの終わり方だと、続編ってあるのだろうか?