2013年最後のエントリということで、今年書いたもののなかで、僕自身の思い入れが強いもの、反響があったものをまとめておきます。
「はてなダイアリー」10周年。今年は「はてなブログ」もいろんな意味で盛り上がってきましたね。
飯野賢治さんの訃報は、予想外でもあり、『BEEP!』世代の僕にとっては、悲しい出来事でした。
ファンだったのか?と問われると、「あんな暑苦しくて、オレがオレが!ってタイプの人、好きなわけなかった。むしろ苦手だった」はずなのだけど、とにかくやたらと「気になる人」でした。
まさに「時代を駆け抜けた人」だったと思います。
「ベスト本」には入れ難かったのですが、反響が大きかったのでこちらで。
別に犯罪をおかしたわけでもない、人生こじらせている女性を「バカだから」という理由で責めるような親は、それはそれで「子供がかわいそう」じゃないのだろうか?
炎上と自殺と社会正義と「スター・ウォーズ・キッド」 (6/27)
「炎上なんて、起こらない世界のほうがいい」と思うんですよ。
その一方で、炎上っていうのは、発言力を奪われた人々にとっての、最後のよりどころみたいなものなのかな、とも感じてしまう。
ただ、その炎上は、暴走しがちで、過剰な罰を与えたり、無実の人を火だるまにしたりもする。
【読書感想】チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド (8/12)
「なぜ原発が必要だと(不要だと)、あの人たちは考えているのか?」
そこを理解するのではなく、「あいつらは経済のこともわからないバカだ」「人の命を何だと思っているんだ」からスタートしていては、歩み寄ることなんてできないのだよなあ。
任天堂の山内元社長の訃報を聞いて。
1985年、『スーパーマリオブラザーズ』発売目前のインタビューで、山内さんは、こう仰っていたそうです(『ファミコンとその時代』(上村雅之,細井浩一,中村彰憲共著/エヌティティ出版)より)。
任天堂というのは、独りぼっちの企業なのです。独りぼっちの路線を歩んでいるのだということを最近つくづく感じます。
こうして「Amazonで本を買わない理由」を考えると、意外とリアル書店にも強みがたくさんあるのではないか、という気がするのです。
そもそも、ショーケースとしてのリアル書店がなくなると、Amazonも困ってしまうのではないかなあ。
Amazonのことですから、いずれは「すべて電子書籍に」なんて野望を抱いているのかもしれませんが。
<総括>
今年は、本、映画の感想以外のエントリは、こちらのブログに書くことが多くなってしまったので、かなり少なくなりました。
おかげで(?)こちらのほうは、そんなに炎上することもなく、平和に続けられています。
来年もこんな感じで「棲み分け」をしていくつもりです。
今年は、いわゆる「バカッター事件」が続発したり、ネットで炎上した人が(それが直接の原因かどうかは不明ですが)自殺してしまったり、「ネットとリアルの境界が無くなってしまっていることを理解していない人たち」の悲劇が目立った年でした。
SNSの隆盛により、「ネットの中にも自分と仲間たちだけの場所がある」という錯覚も広がっています。
そもそも、「友達にしか見られない」設定にしていても、それを誰かが公の場で「この人の発言」として拡散してしまえば、言い訳をするのは難しいのです。
これはもう他人事ではなくて、みんな「自分が攻撃側にいる」「面白いことをやっている」と思い込んでいる時ほど、ガードが甘くなりがちなんですよね。
僕もあらためて、気をつけねば。
Twitterも続いております。
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それでは皆様、よいお年を!