琥珀色の戯言

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マイティ・ソー/ダーク・ワールド ☆☆☆


あらすじ:アベンジャーズの一員として、ソー(クリス・ヘムズワース)がニューヨークで激闘を繰り広げてから1年。ロンドンで謎の重力異常が起き、その調査を天文物理学者ジェーン(ナタリー・ポートマン)が行うことに。しかし、その過程で地球の存亡を左右するダークエルフのパワーを宿してしまう。愛する彼女を救うすべを探ろうと、ソーは彼女を連れて神々の世界アスガルドへと向かうが、それが家族や故郷にも危機をもたらしてしまう。窮地に陥った彼は、血のつながらない弟ロキ(トム・ヒドルストン)に助けを求める。


参考リンク:映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』公式サイト


2014年4作目の映画館での鑑賞作品。3D日本語吹替え版
火曜日の夕方からの回(通常料金)で、観客は10人程度でした。
とりあえず、2時間近い上映時間、あまり退屈せずに観ることができたので、エンターテインメントとしては、とりあえずよくできている映画だとは思います。
映像はすごいし、マッチョな世界観も相変わらず。
ただ、ストーリーは、ありきたりというか、もう途中から気にするのやめよう、と思ってしまいました。
敵が結局何をしたかったのか、なぜ倒すことができたのか、エーテルってそんなに強かったのか、正直よくわからなかったんだよなあ。
そもそも、地球パートも、地球でのソーの「仲間」たちも、この『ダーク・ワールド』では、あまり存在意義がないというか、無理やり出番をつくりました、という感じです。


この映画の主役は、やっぱりロキなのではなかろうか。
 観ながら、「こいつ今度はいつ裏切るんだろう……いや、今回は、裏切らないのかな……」ということばっかり気になってしまったし。
 というか、ロキ以外の登場人物の行動にはまったく意外性というか、不確定要素がないんだよねえ、この映画。
 ベタだからつまらない、ということもなくて、ソーがぶっ飛ばしたり、ぶっ飛ばされて岩に激突したりするのをみているだけで、それなりに楽しい映画、ではあります。
 いやむしろ、「神話的なベタさ」を貫いたことこそは、この映画の魅力なのではないかと。

 
 それにしても、とりあえず観ておいたほうが、『アベンジャーズ2』を楽しめるだろうな、ということで、関連作品をつい観てしまっている昨今なんですよね。
 ほんと、商売上手だよマーベルさんは。
 『アイアンマン』は元から好きなんだけれど、あれは『3』で完結なのかな。


 とりあえず、「気軽に観られて、スカッとする(ただ最後は……なんですが)映画を観たい」という人には、いまのラインナップの中でならオススメできると思います。

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