琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

東條英機 の検索結果:

【読書感想】テロルの昭和史 ☆☆☆☆

…血染めの軍服に誓った東條英機 ・「死のう団」のあまりに異様な集団割腹 ・二・二六事件が生んだ「遺族の怒り」 ・一貫してクーデターに反対した昭和天皇 ……ほか 2022年7月8日に、安倍晋三元総理が銃撃されて落命された事件は、衝撃的なものでした。 僕自身は安倍総理の信奉者ではないけれど、新型コロナの時代に批判にさらされていたのをみて、「こういう時代に国のトップとしてやっていくのは大変だろうな」とも思っていたのです。 白昼、応援演説中に元総理がみんなの前で撃たれるなんていうのは、…

【読書感想】東條英機 「独裁者」を演じた男 ☆☆☆☆

東條英機 「独裁者」を演じた男 (文春新書)作者:俊也, 一ノ瀬発売日: 2020/07/20メディア: 新書 Kindle版もあります。東條英機 「独裁者」を演じた男 (文春新書)作者:一ノ瀬 俊也発売日: 2020/07/20メディア: Kindle版 敗戦の責任を一身に背負わされた東條英機。しかし、その実像は、意外に知られていない。日本の航空事情を知り尽くし、メディアを使った国民動員を実践した宰相は、なぜ敗れ去ったのか。「総力戦指導者」としての東條を再検証する。 「東條…

【読書感想】昭和の怪物 七つの謎 ☆☆☆☆

…戦争の目撃者たち」。東條英機、石原莞爾、犬養毅、渡辺和子、瀬島龍三、吉田茂が残した「歴史の闇」に迫る。 「昭和史」を追い続けてきた保阪正康さんが、自ら取材した「歴史の証言者」たちのことを振り返りながら、なぜ、日本はあの太平洋戦争に向かっていったのか、どうしてあんな状況になるまで戦い続けたのか、を検証している本です。 この本の面白いところは、保阪さんが、それぞれの証言者の懐に入り込んで、その人柄も含めて語っているところなんですよね。 大日本帝国の軍人は文学書を読まないだけでなく…

【読書感想】学習院 ☆☆☆☆

…の色彩を帯びてくる。東條英機もその一人だ。 一方で、主立った皇族もここで学ぶが、皇太子時代の今上陛下が学習院を卒業していないのは、意外と知られていない。公務多忙のため単位不足だったからだが、卒業扱いにしようとする院内の風潮に真っ向から反対したのは、あの清水幾太郎だった。 吉田茂、三島由紀夫、近衛文麿、志賀直哉、朝吹登水子など、学習院に縁の深い、皇族・華族・軍人・文化人の逸話にも触れる歴史読物。 「学習院」といえば「皇室御用達」というイメージが僕には強かったのです。 「良家の子…

【読書感想】靖国神社 ☆☆☆☆

…の日本の指導者だった東條英機元首相らの戦犯も祀られています。このことを知っていますか」という問いには、30代以上で知っているのが84%だったのに対して、20代では56%にとどまった。これでは、なぜ中国や韓国が反発するのか、その理由を理解できないことになる。 この「若年層は靖国神社の知識に乏しい」ということに関しては、僕はやや懐疑的ではあるのです。 古市憲寿さんの『誰も戦争を教えてくれなかった』という本のなかで、こんなデータが紹介されています。 この本の冒頭で、若者たちの間で戦…

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