昼のワイドショーを観ていて悶絶した。
例の「16歳の少女」のサイトの内容について、そのワイドショーで取り上げられていたのだ。
【(効果音)ジャーン
「生きていてもつまらない。家族が嫌い。みんないなくなっちゃえ」
(ジャジャジャーン!)
「授業つまんない、長すぎる」
(ナレーション)このように、少女のサイトには、異常な言葉が並んでいたのです!!!】
えーっと、これを観た感想なのですが、たぶん、僕も16歳の頃は、そんなことばっかり考えてました。
「勉強なんて無意味だ」「授業はつまんない」「家族なんて嘘で塗り固められた関係だ」とか。
そのくらいの年頃では、そういう感性は異常なものではないと思います。
みんなそんなもんなんじゃないのかなあ。
さすがに、リストカットとかまでやるのは「尋常じゃない」ですが。
彼女は、けっこう正直だったんだろうな、とは思う。
16歳女子で「アフリカの人たちのために、みんなで祈りましょう」とかいうサイトがあったら、そのほうがかえって不思議だ。
それはそうと、テレビの人たちは、みんなサイトの日記に「本音」を書いていると思っているのだろうか?
言っちゃ悪いが、ああいう日記は今ネット上に腐るほどある(と思う、いちいち見ているわけじゃないから)。
実際に犯罪行為に走る人はごく一部なわけだけど。
ただ、演じているうちに、本当にそのキャラクターになってしまうってこともあるので、みんな妙に共感とかしないほうがいいと思う。
「殺してやりたい」と心の中で思うことと「実際に殺してしまう」というのは、全然違うことだから。
できれば思うだけに、それでもだめならサイトに書く程度に。
自分が本当に死にたくなったら、更新する前に精神科へ行ってください。
いくらサイトを更新しても、胃癌に目薬さすようなものです。