琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

9割の人が「タクシーに不満」

http://www.narinari.com/Nd/2007017009.html

 僕は大都会に住んだことがないので、都会でタクシーを頻繁に利用する人に比べたらはるかに「不快な目に遭った回数」は少ないのでしょうけど、それでもタクシーは苦手です。そもそも、知らない人と2人っきりで車に乗っているというだけでストレスなのに、話しかけられたりもするし(僕は知らない人と話すのがほんとに辛いんです。床屋選びの基準も「早いこと」と「あまり話しかけられないこと」なので)、行き先が中途半端に近いと「乗って何か言われたら嫌だな……」とか、つい考えてしまって、急ぎではなく、歩いて30分くらいまでなら、歩くほうを選ぶことが多いです。ただ、実際は8割くらいの運転手さんは、「いい人」か「無害な人」なんですよね。
 しかし、タクシーって、ときにものすごく怖い思いをすることがあって、夜の高速をすごいスピードで飛ばす人とか、周囲の車にクラクションを鳴らしまくる人とか、車に乗っている1時間くらいのあいだ、野球をやっているという息子の自慢話を延々とする人とか、道を間違えるわ、路肩に乗り上げるは、タクシー以前に運転免許を返上したほうがいいんじゃないかと思われるような御高齢の方とかに遭遇してしまうと、やっぱり「できれば利用したくない交通機関」なのですよね。大部分が適正な範囲内にもかかわらず、一度の嫌な経験がその職業全体へのイメージを悪くしてしまうのは、医者も同じなのかもしれないな、とこれを書きながら思ったのですけど。僕は正直、僕好みの「いろいろ話しかけないで、目的地の近さ遠さに文句を言わないで、安全運転をしてくれる人」だけになるのであれば、今の2倍の料金を払ってもいいくらいです。
 そうそう、僕はテレビの「街の名物タクシー」の特集番組とかを観ながら、「ずっと演歌を流し続ける」とか「趣味を披露してくれる」なんていうのは、ああいう番組で他人事として観るのはいいけど、自分が客だったら辛いだろうなあ……」と感じてしまうのですよね。ああいうのが「個性」とか「風情」だとは全然思えないのだけれども。
 ただ、いろいろ腹が立つことがあっても、運転中相手はハンドルを握っているのだし、「本当にヘンな人」には、かえってクレームってつけにくいものなんですよね。それは医者も一緒か……

参考:「クレームをつける側」の憂鬱(室井滋さんが、酷いタクシーの運転手に「クレームをつけられなかった理由」について)

男性の日記サイトと女性の日記サイト

男性の日記サイトと女性の日記サイトを見ていておもったこと(by 猫だっていろいろと考えているんです)

 こういう傾向については、かなり既出である感じもするのですけど、確かに↑に書かれているように、

未婚男性の日記にその彼女が登場することはめったにないけれど,既婚男性の日記にはその配偶者が登場することは少なくない.一方,未婚女性の日記にも既婚女性の日記にも,彼氏もしくはその配偶者が頻繁に登場する.

 ような印象はあります。もちろん、僕も実際に有意差があるかどうか調べてみたわけではないんですが。
 まあ、日常会話では確かに恋人がいる女性が「彼氏の話」をするのが好きなのに比べて、独身男性は「彼女の話」を振られても「『その人の話は置いといて』○○さんって可愛いよね〜」というような対応をすることが多いような印象があるんですよね。基本的に、男性のほうが自分の恋人の話をするのを嫌がる傾向があるようです。それはなぜかと考えると、やはり、男の意識のなかには、「彼女自慢とかする男は感じ悪い」という感覚があるから、そして、ちょっとだけ他の女性に「未練」があるから、なのかもしれません。「こうやって日記とか書いていると、女の子から『今度お茶でも飲みにいきませんか?』なんていうメールが来るんじゃないか」と、妄想してしまうのが男性という生き物で。実際は、そんな都合の良い話は皆無で、来るのはスパムメールばっかりなんですけどね。
 じゃあ、女性にはそんな「未練」はないのか?という話なんですが、女性の場合は逆に、日記とかを書いていると(それも、「淋しい」とか書いてあるわけでもない、ごく普通の日常日記でさえも)、けっこう男から「今度遊びに行こうよ!」というようなメールが来たりするようなのです。実際にそんなメールが何度も来るようになると、「出会いの期待」よりも「恐怖感」のほうが先に立ってしまうんですよね普通は。というわけで、多くの女性が「彼氏の話」を書くのには、「モテ女アピール」だけではなくて、「ひとり暮らしの女性が、お父さんの下着をベランダに干しておく」というような意味合いもありそうです。実際にどのくらいの効果があるのかは、男である僕にはよくわからないんですが。
 あと、「彼氏」って書かずに「ダーリン」「相方」って書くのは、おそらく、そういう普段は使わない「気恥ずかしい」表現をあえて用いることによって、「非日常感」を出すというか、「これはネタですよ」というようなアピールを読んでいる人(そして自分)に向かってしているのではないかと思います。「日記」書くのは恥ずかしいけど、これは「日常を題材にしたネタ」ですからね、と。

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