- 作者: 中村航
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/05
- メディア: 文庫
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何かがはじまりそうな予感がする物語。
内容がそんなに似ているというわけではないのですが、読みながら、村上春樹の「風の歌を聴け」を思い出してしまいました。
僕は残念ながら、音楽には詳しくないので、いまひとつこの物語の背景に適応しきれなかったのではありますが。
個人的には、「月に吠える」のQCサークルの話と、オガサーのリアクションに反省会をする村木と千葉のシーンが印象に残りました。僕は合コンとか行ったことがないのですけど(正確には2回、「それらしきもの」には、行ったことはあるのですが、ただ座ってるだけだった)、合コンそのものより「ファミレスでの合コンの反省会」みたいな話に、なんだか「羨ましいなあ」と感じてしまうのです。自分でもなぜだか、よくわからないんですが。