琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

ビミョーな医者

http://joy.tdiary.net/20051201.html

なんだか読んでいて、申しわけない気分になってしまったのですが、一応、どうしてこうなってしまうのか、について少々。
たぶんですね、この外来で説明する係の先生に微妙な間ができてしまうのは、本人も確認しながら話しているからだと思うのです。「予約時間より遅れた」ということですから、おそらくこの医者も焦っていたのだと思います。「うわっ、早く次の人を診察しなくては!」って。それで、検査結果を確認する前に、診察室に患者さんを呼んでしまうわけです。それで、結果を確認しながら説明するため、こんな間ができてしまうのです。「そんなら確認してから呼べ」と仰られるのはごもっとも。でも、実際に外来をやっていると、途中で急に具合が悪くなった患者さんが来られたり、検査が必要になったりもします。そして、多くの患者さんが「予約時間を早くしてくれ」と訴えられるため、外来の予約時間というのは、もともと超過密スケジュールになっていることが多いのです。「ひとり3分で絶対に診察が終わって検査とかもやらなくていいのだったら、時間通りに診察できるんですけど…」というくらいの予定が組まれていたりするし。
しかし、これは確かに「最初に確認してから患者さんを呼ぶ」ようにすればいいことなので、僕も以後気をつけようと思います。結果的には、最初に確認してからでも、話しながら確認しても、必要な時間はあんまり変わらない筈ですし。でも、看護師さんがどんどん呼んじゃったりすることもあるんだよねえ。
気持ちが焦っていて時間が無いときこそ、慎重にやらなくては。
あと、「全部まとめて異常なし!」ってやっちゃうと、「手抜きだ!」って怒る人もけっこういるんですよね。ちゃんとひとつひとつ説明しろ、と。逆に、「まだるっこしいから、簡単に説明してくれ」という人もいて。結局は「相性」だということに尽きるのかもしれません。

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