琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

患者を救うのが医師や病院の義務である。

妊婦たらい回し また義務忘れた医師たち(産経)(by SueMe SubLog)
↑で紹介されている産経新聞の記事には、思わず苦笑してしまいました。全文読めばおわかりいただけると思うのですが、

 それにしても、痛みをこらえる患者をたらい回しにする行為は許されない。理由は「手術中」「ベッドがない」といろいろあるだろうが、患者を救うのが医師や病院の義務である。それを忘れてはならない。

 それまでの文章の流れで、なぜこの「結論」の2行が出てくるのか、全くもって理解不能なのです。
 もしかして、この最後の2行って、「医療関係記事の結びテンプレート」とかじゃないの?
 これって、「残念ながら、前線の部隊には水も食料もない。兵力も乏しく、装備も劣り、武器弾薬も尽きている」という文章のあとに、「でも、それはそれとして、兵隊は竹槍でB29を落とせ、それが帝国軍人の義務である!」って書いてあるのと一緒だよ……

患者を救うのが医師や病院の義務である。

これを読んで、僕はローマの政治家・小スキピオの話を思い出してしまいました。
彼はカルタゴの脅威をアピールするために、どんな無関係の演説でも、最後に「カルタゴ滅ぼさざるべからず」と言っていたそうです。

結局、カルタゴはローマによって滅ぼされたんですよね。次はわれわれの番かな……

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