琥珀色の戯言

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前田智徳、2000本安打達成!

広島の前田智徳が地元で快挙達成! 史上38人目の2000本安打(スポーツナビ)

 今日は僕にとってけっこう辛い一日だけど、このニュースが聞けて本当に良かった!
 サムライ・前田智徳は、あのイチローからも尊敬されているという「打撃の職人」なのですが、彼のキャリアを振り返ってみると、あの「アキレス腱断裂」という大怪我がなければ、どこまで凄い選手になっていたのだろうか、と考えずにはいられません。
 その一方で、あの怪我がなければ、前田の野球人生は「カープ一筋」では無くなってしまっていたかもしれない、とも思います。

 せっかくですので、カープファン以外にはあまり知られていない(であろう)「前田智徳伝説」を。

『広島カープ・前田智徳伝説』(教えて!gooより)

このなかで僕の記憶に残っているのは、

巨人戦で、自らのエラーで得点を許してしまい、その後の打席で逆転2ランホームランを放ち、泣きながらベースを1周したことですね。
試合後のヒーローインタビューに声をかけられましたが、本人は断ったというエピソード。

です。ちょうどこの試合、リアルタイムで観ていて、お立ち台を拒否した前田に、陰ながら拍手を贈ったものでした。

あとは、去年の浅井選手の引退試合で、引退していく浅井本人よりも感傷的になっていて、浅井の最後の打席でのヒットにベンチで目を潤ませていた姿もすごく印象に残っています。

参考:広島前田は4安打で浅井送る(日刊スポーツ)

「浅井とは同期入団でケンカもした。一緒に洗濯や電話番もした。同じバットマンとして彼はまだやれると思うけど、最後だからしっかり目に焼き付けたかった」。浅井の安打の瞬間はベンチで静かに涙を流した。

 前田選手と浅井選手は、同期入団のなかで2人っきりの「高卒ルーキー」で、下積み時代からの良き友人であり、ライバルでもあったのです。発言内容からは「クールな人」のように思われがちな前田選手なのですが、実は「熱さ」を隠すために、ああいうことをあえて口にしてしまう照れ屋なのかもしれません。

前田智徳トホホエピソード集(by 由美かえるの赤ヘル風雲録)
↑のようなエピソードを読むと、「孤高のバットマン」前田の「知られざる一面」がうかがえます。

でもほんと、カープファンとしては、広島市民球場で、しかも、あんなに大勢のお客さんの前で達成してくれて本当に嬉しかった!
球団の営業担当者が、「明日にとっておいてくれよ……」と本気で思ってそうなのが「広島クオリティ」なわけですが。

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