琥珀色の戯言

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カラフルメリィでオハヨ(ナイロン100℃ 28th Session)

http://www.sillywalk.com/nylon/sch_1.html

というわけで、昨日久々に舞台を観てきました。ナイロン100℃は、はじめて。
で、観終わった直後の率直な感想は、「面白い作品であることは間違いないけれど、なんだかこの「2つの世界の同時進行」とか「精神疾患系のネタ」とか、ちょっと古いんじゃない?というものでした。最近の「ちょっと前衛的な劇団」って、なんだかこんなのばっかりだし、なんだか第三舞台みたいだし。
そんなことを思いつつ、いろいろ見ていたら、なんとこの「カラフルメリィ」って、初演は1988年なんですね。今から20年前には、これはインパクトあっただろうなあ、と思います。つまり、「最近のメンタル系ばっかりの舞台の傾向」の流れを作り出したルーツの作品のひとつである、ということなんですね、なるほど。
しかし、逆に言えば、いま「前衛」だと言っているところの多くは、実はずっと同じようなことしかやっていないんじゃなかろうか?

あと、個人的には、犬山イヌコさんの生声が聴けて嬉しかったのですけど、犬山さんって、普段からあの声なんでしょうか?

ちなみに、昨日後ろで大声でずっと喋っていた中年女性がいて、かなり迷惑だったのですが、その人がこんなことを仰っていました。

 ケラリーノ・サンドロヴィッチって、なんだかラテン系の名前ね。でも、この人日本語上手いのねえ。それとも、誰かが訳しているのかしら。

いや、むちゃくちゃ日本人ですってば。それと、「サンドロヴィッチ」は、どちらかというとスラブ系だと思う……

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