琥珀色の戯言

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村上春樹さん「最後の記者会見」

サンケイスポーツの記事(写真入り)
http://www.sanspo.com/sokuho/1031sokuho008.html

村上さんは、マラソンランナーらしく、革のスニーカーをはいて陽子夫人と式に出席。カフカをかたどった記念品のブロンズ像を手渡されると、笑顔で「重いね」。

しかし、この服装で皮のスニーカーというコーディネートはいったいどうなんだ(僕はファッションには疎いので、まったくの見当違いだったらすみません)

こちらは毎日新聞の記事です。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20061031k0000m040160000c.html

 カフカとの出会いについて村上さんは「15歳の時に『城』を初めて読み、以来、繰り返し何度も読んだ。カフカドストエフスキーが私が最も好きな作家だ」と話した。

最後に読売新聞の記事。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20061030i316.htm

 ホテルの会議室に設けられた会見場には、記者約60人が詰めかけた。マスコミに出たがらないことで知られる村上さんは「生涯で初めての記者会見。そして、最後になるかも知れない」と述べ、笑いを誘った。

 カフカ賞は、チェコ語への翻訳が一冊以上ある作家を対象に毎年1人選ばれる。村上さんの作品は、「海辺のカフカ」のほかに、「国境の南、太陽の西」「ノルウェイの森」がチェコ語に翻訳されている。

 今回の授賞式への出席と記者会見は、「カフカという作家への敬意をあらわすため」だったのかもしれません。ノーベル賞を受賞しても辞退するんじゃないか、なんて話も今年の文学賞発表前もあったのですが、さて、本当に受賞したらどうするのでしょうか(僕はとくにこだわりもなく受けると思うし、そのときが本当の「生涯最後の記者会見」になるのではないかと予想しているのですが)。しかし、村上さんほどの超人気作家でも記者会見に出なければならないような機会っていうのは、そんなに無いものなんですね。それこそ、芥川賞を受賞されていれば、嫌でも一度は経験されていたのでしょうけど(ああ、でもそれなら舞城王太郎さんとか、受賞されたらどうするつもりなのだろう、覆面とか「モザイク+音声は変えてあります」とか?)

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