琥珀色の戯言

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カジノドライヴ陣営が武豊騎手に断り


カジノドライヴ陣営が武豊騎手に断り

ベルモントS(G1、ダート2400メートル、6月7日=ベルモントパーク)に出走予定のカジノドライヴ(牡3、藤沢和)に、武豊騎手がまたがる線が消えた。18日、山本英俊オーナーが東京競馬最終レース終了後に武豊を直接訪問。「安田記念の騎乗の都合もあるだろうし、待たせては申し訳ないと思い、正式に『白紙に戻してほしい』とお話をした。アメリカから買ってきた馬だし、向こうの人の感情もある。今回は目をつぶっていただいた。1週間ほど藤沢先生と協議して、みんなが納得のいく人を探していく」と実質的な断りを入れたことを明かした。

 前哨戦のピーターパンSで手綱を取ったK・デザーモ騎手は、ビッグブラウンプリークネスSを制し2冠を達成したことから、カジノドライヴへの騎乗は難しい状況。武豊の再登板もあるかと思われたが、現地ジョッキーの騎乗が有力になった。

 武豊騎手にとっては、ウオッカで負け、その日の最終レース終了後にこういう話をされるという、さんざんな一日になってしまったようです。ベルモントSでの騎乗をかなり楽しみにされていたみたいなのに。
 こういうニュースを聞くと、最近のどうも冴えない騎乗っぷりからも(昨日のウオッカに関しては、あそこまで追い出しをガマンしたから2着にまで来ることができたのか、仕掛けが遅かったので届かなかったのか微妙なのですが)、「武豊も衰えたな」という印象を受けてしまいがちなのですが、実際はプリークネスSでのビッグブラウンのあまりの強さを見て、「これはたぶん勝てない……」と感じたからなのかもしれません。
 武豊で負けたら「日本人騎手なんか乗せたから負けたんだ!(さすがにアメリカ人は「漬物石!」とは言わないでしょうが……)」というように、騎手や陣営に矛先が向けられる可能性が高いですし…… 
 しかし、カジノドライヴって、「日本の馬」というよりは、「日本で一度走ったことがあるアメリカ馬」だとしか思えないなあ。オーナー、調教師は日本人だけど。

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