琥珀色の戯言

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テルマエ・ロマエ II ☆☆☆☆


テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)

テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)

内容紹介
突如、湧いて出た『風呂漫画』!! 日本中を石鹸……いや席巻し、第2弾!!
マンガ大賞2010、手塚治虫文化賞受賞!! 各種媒体で大評判!! 快進撃を続ける異色の風呂漫画『テルマエ・ロマエ』!! さらにパワーアップし、さらに馬鹿馬鹿しくなって2巻登場!!

あのローマ帝国風呂漫画『テルマエ・ロマエ』の2巻目。
世間の絶賛にこたえて、月1回連載となり、され、この「風呂ネタ」だけでクオリティを維持できるのか?
と心配していました。

それにしても、この『テルマエ・ロマエ』の売れっぷりには、なかなかすごいものがありますね。
コミックビーム』の連載漫画で、こんなマイナーなネタを扱っている作品なのに、僕がよく行く郊外型中規模書店では、27日に平積みにされていて、僕の前にレジに並んだ人も、この2巻を持っていました。
そういうのって、なんとなく「共感と気恥ずかしさ」がありますよね。
あっ、この人もなんだ……っていうのと、「流行りものに弱い人だと思われているんじゃないかな」というのと。

正直、この2巻については、1巻ほどのインパクトはありませんでしたし、そもそもVol.6やVol.9は風呂の話じゃないだろ、とも思いました。
Vol.6の「金精まつり」の話などは、ヤマザキマリさんも

 このエピソードを掲載誌で読んだ沢山の方から、「なんでいきなりこんな読者を振るい落とすような内容の話にしたの?」等といった、困惑感滲みまくりのコメントが、私のもとに寄せられました。

と「ローマ&風呂、わが愛」に書かれていたくらいです。
でもまあ、「風呂縛り」にこだわるあまり、作品そのものがネタ切れで枯れていくよりは、「風呂が一般的になった時代の日本の文化」と「ローマ文化」の対比という、大きな枠組みで話しをすすめていったほうが、良いのではないかな、と僕も思います。
そのうち、『美味しんぼ』みたいに、「風呂だけでこの世のすべての悩みが解決してしまうような漫画」になっていくのだろうか……
そういう意味では、『テルマエ・ロマエ』の現時点での弱点は、主人公・ルシウスの他に、魅力的な固定サブキャラがいないことかもしれません。
あくまで、「長期連載を志向するなら」ですが。

個人的には、この『テルマエ・ロマエ』の「ローマ&風呂、わが愛」に出てくる、O村編集長のエピソードがすごく楽しみです。
コミックビームの「ガラスのエース」こと桜玉吉さんの休養がソフトバンク斉藤和巳投手のように長引いているなか、O村さんの健在っぷりを確認できるのは『テルマエ・ロマエ』だけ!になってしまっているので。

 「ワニってこんなにキュートやったんかあ〜」目を輝かせながら水槽の中で二足直立状態で瞼を閉じながら温泉に浸かるワニを見つめる編集長。
 「よし、ここ終わったらバナナ食お、バナナ!!」と温泉の熱を利用して栽培されているバナナを欲する編集長。

看板漫画が終わると、なぜか「救世主」が現れる『コミックビーム』。
ルシウスとヤマザキさんには、ローマの平和とともに、コミックビームの存続のためにも、今後のさらなる活躍を期待しております。

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