琥珀色の戯言

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『日記才人』閉鎖から1年


独酔亭日乗 7月15日

日記才人』閉鎖から、もう1年も経ってしまったのか、というのと、まだ1年しか経っていないのか、というのと。
1年前はあんなに感傷的になっていたのになあ。
今年の2月には、『Read Me!』も完全に閉鎖され(というか、メッセージだけはまだ残されていますが)、いわゆる「昔ながらの(善くも悪くも「馴れ合い」的な)テキストサイト、日記サイト文化というのは、もう、ほとんど失われてしまったかのように思われますし、いま、新しくブログを書き始めた人たちが、誰かに読んでもらおうと思ったときには、いったい、どういうふうにして「アクセスアップ」(これすらも、もう「死語」に聞こえてきます)を試みているのでしょうか?
地道にトラックバックを送っていくか、一か八か他所にケンカを売ってみるか、あるいは、『mixi』でクローズだけど「誰かが読んでくれること」を保証された空間で書くことを選ぶのか。
各ブログサービスのアクティブユーザー数の統計を見ていると、何年か前までは「右肩上がり」のはずだったのに、最近はすっかり「停滞期」に入ってしまったようです。
今後、「もう、無名の個人がブログを新しく始めても誰も見てくれない」ということにみんなが気づいてしまったら、果たして、今のような「無料ブログサービス」は維持していけるのでしょうか?
僕たちが「より良い時代への過渡期」だと思っていた時代は、実は「最盛期」だったのかもしれないな、と最近よく考えます。

みんなは信じてくれないかもしれないけれど、「ネットにサイトを持っている者同士」というだけで、「仲間意識」を感じていた時代があったんだよ。
そんなに昔の話じゃないはずなのに、なんでこんなに懐かしいのだろう?

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