琥珀色の戯言

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「全部マイケルだった」のか?

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 また「裏切られたマイケル・ジャクソン」を観てしまった。
僕は、どちらが正しいことを言っているのかはよくわからないし、正直、どっちでもいいような気がする。まあ、戦争が始まるかも知れないこの時期に、ひとりのポップ・スターの私生活に一喜一憂するほどのこともないだろうし。

 この番組を観ていて興味深かったのは、偏向報道というのは、いかにしてつくられるか?ということだ。
 インタビューの一部を抜き出したり、一部を意図的にカットしたり、ちょっと悪意のコメントを入れるだけで、ひとつのインタビューという材料から、いろんな見せ方が可能なのだ。

 やっぱり、マスコミというのは、数字が取れるほうに、インパクトがあるほうに悪意の編集を行う場合があるということは、よくわかった。
 真実は、先日の番組と今回の番組の間にあるのだろう、きっと。
 しかし、これを書こうと思ったら、小倉さんとデーブ・スペクターに全く同じようなことを番組中に言われて、ちょっと凹んでしまったのだ。

<今日番組を観て思ったこと>
 癌で余命三週間と言われた子供の命が助かったのは、マイケル・ジャクソンのおかげだけじゃなくて、治療担当スタッフの尽力もあったと思うのだが、それもマイケルのおかげだけかよ!

 「マイケルほどの金も権力もなく、反論すらできない無力な報道被害者」というのは、実はたくさんいるんじゃないだろうか?
 彼らの存在すら、「報道」されないとわからないという矛盾。

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