琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

どちらが悪い?

http://www99.sakura.ne.jp/~yumegiwa/
↑「est」で取り上げていただいたので、なんだか凄いことになっていました(たくさん人が来てくれたみたい、という意味)。

で、「大手は多くの人に影響を与えるから大手が変なことを言うのは公害であるのか?」という点ですが、それは微妙なところだと思います。
現在のところ、テレビや新聞というようなメディアは、大手テキストサイトよりケタ違いに「大手」ですし、彼らはそれを生業として利益を得ているわけですし、社会的影響力も大きいものですから、「情報の信憑性」「根拠のない誹謗中傷はしない」というのは必要不可欠なのではないでしょうか。

ただし、これが「無償でやっている個人サイト」であればどうかと言われると、難しいところです。
いろんなサイトを閲覧していると、「トンデモナイことを書いてあるサイト」なんていうのは星の数ほど(実際に勘定したわけではありませんが)あるわけで、同じ「個人が運営・管理しているサイト」という意味では、アクセス数1日10ヒットの人妻不倫推奨日記だって、「est」さんだって、発信者としては「平等」であるはずです。そういう意味では、「アクセスが多い」=「社会的責任を伴う」というような論理(「誰も読んでなかったら、何を書いてもいいのか?」「1日何アクセスくらいから、その『責任』とやらはついてまわるのか?」)において、「責任あり」と「なし」の線引きは困難だと思います。

芸能人や政治家、マスコミに対する批判には「有名税」という側面もありますし、その一方で、収入とか社会的地位というメリットもあります。
しかしながら、大手サイトというのは、ごく一部の収入を得ているサイトを除いては、「自己満足以外の具体的収入もないのに税金だけ取られている状態」だったりするわけで、「大手は割に合わない」という印象はあります。
その一方で、サイト運営なんていうのは、「停滞していると不安になってしまうもの」みたいで、店舗数をやたらと増やして自転車操業になるチェーン店みたいなものかもしれません。
あと、「大手のくせに変なことを言うサイト」というのは、実は「大手になる前からヘンなことを言っていたサイト」か「大手であることを維持するために、ヘンなことを言うようになってしまったようなサイト」のどちらかだと思われます。前者だったら篠原ともえ、後者だったら中森明菜(どんどん意味不明になってきた…)

多くの場合、「意見に流される側」というのは、「本当はわかっているにもかかわらず、流されているふりをしている人々」であり、「アジテートしている大手」というのは、「ほんのお遊びのつもりで煽っている人々」ですから、どちらが悪いとは言い難い気もするのです。
しかしながら、毎日「絶対儲かるネットビジネス」の類のスパムメールがやってくることを考えると、「本気で騙されてしまう人」というのは厳然として存在しているということですから、発信者も受信者も節度がないといけないのでしょう、きっと。

それにしても、「アクセスが多い」というのは、それだけである種の「力」であり「恐怖をもたらすもの」でもあるんでしょうね。
僕みたいなモテナイ男は、「大勢の女性から言い寄られたら人生楽しいだろうなあ」なんて夢想することがあるのですが、モテるやつに言わせると、「好きでもない女に言い寄られるのは、すごく大変。相手に悪意が無い場合は、断るのも凄く気を遣う」ということらしいですし。

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