琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

時計仕掛けのアップル

iPodが壊れた。どこをどうやっても電源が入らなくなったのだ。
そこで仕方なく買った店に修理に持っていったら、「うちでは修理できませんので、直接アップルと交渉してください」と言う。まあ、そんな話は聞いたことがあったし、対応してくれたそこの店員さんも親切だったので、保証書に日付を入れてもらって帰る。
故障してみるまで気がつかなかったのだが、iPodのメーカー保証書というのは、初期不良がないことを確認してから店が購入年月日を書くことが多いそうだ。そうしないと、一度保証書に日付を書いてしまったら、「初期不良でも、アップルとお客様のあいだで直接やりとりしてください」という話になるから、らしい。要するに、初期不良くらいは、購入店舗レベルで対応できるための策なのだそうだ。
そうして壊れたままのiPodを持って家に帰り、アップルストアにアクセスして必要事項を書きこむと、要項を書いたメールが送られてくる。
なんでも、修理のためには、(1)客が機械を梱包して修理センターに直接送付(2)提携の宅配便業者が指定先に取りに来る、の2つの方法が選べるらしいのだが、いくら料金着払いとはいえ、(1)なんてめんどくさいことこの上ない。(2)を選ぶと、今度は「3営業日以内に業者が回収に行くが、日にちと時間は指定できません」とか書いてある。アップルのユーザーサポートって、ちょっと酷くないかい?3日以内に来るとしても、僕はいつ来るかわからない恋人を3日間ずっと待ち続けないといけないのかい?
 だいたい自分の机でずっと仕事している人なんてそんなに多くないだろうし、ひとり暮らしの人だって多いし、こういうものを自分で梱包するのに不安やめんどくささを感じる人は多いと思うので、修理に自分で持って行ったほうが早いという人は、けっして少なくないと思うのだけど、どうしてその商品を売っている売り場で修理を受け付けてくれないのか。とりあえず受け付けて、修理センターに送ってくれればいいじゃないか。広い広いアメリカなら、そのやりかたのほうがむしろ効率的なのかもしれないが、ここは日本だ。普通に販売店に機械を持っていけば、ちゃんと修理して連絡してくれるメーカーは、たくさんあるのに。

おまけに、「ハードディスクの内容は消えますのでご了承下さい」というところにチェックしないと、修理してくれないんだよこの人たちは。いや、技術的にムリなのかもしれないし、曲は入れなおせばいいのかもしれないけど、なんだか「言うこと聞かないと直してやらないぞ」という感じというか、大事なデータなんだから、少しくらい努力してみようという姿勢はないのか!とかつい言いたくなってしまう。
そもそも、アップルは「最初にメモリ増設しないと使えないようなコンピューター」を長年売ってきた実績もあるし、なんだかなあ、と思う。
どんなにデザインやパッケージがカッコよくても、ユーザーサポートに不親切な会社というのは、ちょっとどうかな、という気がするなあ。
当たり前のことなんだけど「他所より安い」ということだけで喜び勇んで買うより、ちゃんと「故障したときにサポートしてくれるところ」を選んだほうが、結果的には安くつくことが多いのです。もっとも「安い=サポートが悪い」とも限らないし、その逆もまた然りなんだけど。

いろいろ話には聞いていたのだが、自分が体験してみて、あらためてこのアップルのユーザーサポートには失望した。ネットを使いさえすれば、カッコイイとでも思っているのか?

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