琥珀色の戯言

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「順番」の大切さ

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極楽・山本の不祥事に端を発した「茨城ゴールデンゴールズ」の解散騒動なのだが、僕は正直「萩本さんは(結果的に)うまく立ち回ったな」と思えるのだ。もし萩本さんが「あれは山本個人の問題だから、チームは関係ない」というスタンスを最初にとっていたとしたら、世間では、「チームの遠征先だったじゃないか!」とか「監督の管理責任は?」というような糾弾の声が出てきたに違いないだろうから。まあ、だからといって、それが「解散」にまで繋がるかどうかはわからないのだけれども。
しかし、先に「やめます」と言ってしまったがゆえに、周囲からは「やめないで」の声ばかりが聞こえる状況になったのは事実だろう。
そして、もし「続ける」ことになるのであれば、こういう形のほうが、今後のイメージもよくなるはずだ。

ジダンの「頭突き事件」に関しても、もしあの頭突きが8年前のワールドカップで起こったことで、今回のワールドカップでフランスが優勝していたならば、あの頭突き事件も、「ジダンの輝かしいキャリアを彩る1ページ」でしかなかったことだろう。たぶん「あの屈辱を乗り越えて栄光をつかんだジダン」というドラマは、人々に大きな感動を与えたことだろう。ひとりのプレイヤーのキャリアのなかで、同じ「優勝1回」プラス「決勝で頭突き退場1回」でも、それが起こった順番によって周囲が受ける印象というのは、全然違ってくるのだ。

まあ、こういう「順番」って、本人にはどうしようもないことも多いのだろうけど。

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