琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

人生とか恋愛とか結婚生活とか子供を持つこととか


ある個人史の終焉 - after game over

ハムスター速報 2ろぐ ここ1週間で起きた修羅場

2ch不倫板@wiki for Sare - 婚約者M子

↑に挙げた3つのエントリは、僕が最近ものすごく心を動かされたものばかりです。ネットでいろんな人生を追体験していると、人生って、生きるって素晴らしいな、と思うことがある一方で(「ある個人史の終焉」というのは、まさにそんな気持ちにさせてくれる文章でした)、人間って、どうしてこんなにうまくいかないのかな、どうしようもないのかな(「ここ1週間で起きた修羅場」「婚約者M子」)と、すごく憂鬱になってしまうこともあるのです。
 30代の中間地点を折り返したばかりの「既婚・子供無し」の人間としては、「自分の子供」のことを考えずにはいられないし、子供を持つというのは、こんなにも素晴らしいことなのか、と感動する一方で(id:idiotapeさんは、もともと「子供好きではなかった」というところも、僕にはすごく受け入れやすかったのです)、僕は今までの社会生活や職業上の体験から、「子供が欲しくてもできない人」「子供をあきらめざるをえなかった人」あるいは、「子供ができたことによって、人生が本来あるべき方向からかけ離れてしまった人」が、たくさんいることも知っています。もちろん、この文章にはそんな悪意なんて感じないのですが、こんな名文でも、いや、名文だからこそ、これを読んだ誰かを傷つけているのかもしれません。目の前にあるものがあまりに美しすぎるからこそ、手が届かないことへの苛立ちは強くなるのです。
 僕は最近ようやく自分でもわかってきたのだけれども、僕が子供を苦手としているのは、僕があまり「子供らしい子供」ではなく、そのことが、僕自身に「子供を子供扱いできない」という結果を招いているのではないかと。たぶん、僕にだって、子供を愛せる可能性はあるんじゃないかと思う。でも、それはあくまでも可能性の話です。

 そして、人生というのは本当に容赦ないもので、「修羅場」も「婚約者M子」も、どこにでも起こりうる、人生の一断面しかすぎません。結婚している僕としては、自分の妻が不倫している、というような状況は考えたくもないのですが、これらのエントリに登場している夫たちだって、結婚式でライスシャワーを浴びたり、結納をしているときには、こんなことが起こるなんて想像もしていなかったはず。極論すれば、(大変失礼な話ですみませんが)最初のエントリの御夫婦にだって、すきま風が吹かないとは限らないのです。

「ナマでセックスしたかっただけなのに、子供ができるなんて……」という人もいれば、「子供が欲しくて不妊治療をずっと続けているのに、どうしてできないの!」っていう人もいる、それが現実。
 子供がいなくても幸福な夫婦はいるし、逆もまた然り。
 それが善いことだとは思えないし、だからといって悪いことでもないのでしょう。ただ、「そういうものだ」ということだけです。
 生きるっていうのは、いろんなピースをごちゃまぜにしながら、自分なりのパズルを完成させていくということなのでしょう。
 妙に悟ったりはしたくないし、愉しいときには愉しい気分になりたい、とは思う。

 僕は、自分の抱えている「どうしようもなさ」を、これから乗り越えたり、受け入れたりしていくことができるのか、今とても不安です。

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