琥珀色の戯言

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【映画感想】アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー ☆☆☆☆

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それぞれ異なるパワーを持つインフィニティ・ストーンが六つそろうと、世界を滅ぼせるほどの力が得られるという。アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、キャプテン・アメリカクリス・エヴァンス)、スパイダーマントム・ホランド)らアベンジャーズはほかのヒーローたちと共に、インフィニティ・ストーンを手に入れようとたくらむサノス(ジョシュ・ブローリン)に立ち向かうが……。

cpn.disney.co.jp


2018年、映画館での13作目。
観客は50人くらいでした。


上映時間が2時間半と聞いて、「長いなあ」と思ったんですよ。
でも、観ていたら、あまり長さを感じませんでした。
そして、最後まで観て、思わず、「えっ?」と声が出てしまったのです。
マーベルの映画史上、もっとも長い作品なのだそうですが、ちょっとスーパーヒーロー多すぎなんじゃない?
というか、けっこうアメコミ映画好きの僕でも、誰だかわからない人がいたし。キャプテン・アメリカがイメージチェンジしていたのだけれど、ソーと区別がつかなくなったぞ。
そもそも、サノスって誰だっけ……サムスなら『メトロイド』だけど……
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、第2作を観てないんだよなあ……


qetic.jp


これから観る方には、最低限、「予習のためのサイト」くらいは確認しておくことをおすすめします。
ただ、知らないと楽しめない、という映画でもないんですけどね。
スーパーヒーローがたくさん出てきて、次から次へと戦いが描かれます。
繊細なストーリーを味わうというよりは、お祭りムードに浸る2時間半、という感じです。


アベンジャーズ』シリーズを観ていると、スーパーヒーローも、能力はかなり違うというか、巨大な敵と戦ったり、ものすごい数のザコを粉砕するには、アイアンマンとソー、ドクターストレンジくらいしか役に立たないのです。

 今回の『アベンジャーズ』シリーズで降板するというキャプテン・アメリカクリス・エヴァンスの見せ場が今作ではあまりないのは残念。
 キャプテン・アメリカは好きなんだけれど、アイアンマンやソーのハンマーの大量破壊兵器っぷりに比べると、戦力としては厳しいものがある。
 この映画では、スーパーヒーローの役割分担を致命的に間違えているような気がするんですよ。たぶん、物語を面白くするために、わざとそうしているのだと思いますが。


 まあ、これだけたくさんヒーローが出てきて、みんなそれぞれ見せ場をつくるとなると、そりゃ細切れみたいな話になりますよね。
 それでも、この映画の場合にはストーリーはさておき、「スーパーヒーロー全部盛り」でお腹いっぱいにしてくれる楽しさがあるのです。
 一人一人に関しては、なんだか物足りない気がするけれど、これだけ大勢出てくる、ということだけで、全体としては満足度が高くなります。


 敵役サノスが最近のヒーローもののなかでは、しっかり描かれていたのが良かった。
 最近のハリウッド映画は、敵役が「狂った連中」ばかりで、ただ強いだけの記号みたいな作品が多いので。


 サノスも常人の感覚からすれば「狂っている」のですが、「過剰な人口を減らすことが、人類全体としての幸福につながる」というのは、「絶対に間違っている」とも言い難い。
 いや、「理屈としては正しい」のかもしれない。
 そして、彼自身は「犠牲者は差別なくランダムで選び、貧富は関係ない」と公言しています。
 それでも、自分や大事な人が今すぐに殺されるかもしれない、というのは感情的には絶対に受け入れられないけれど。


 アイアンマンことトニー・スタークは以前、軍需産業で稼いでいて、それは「貧しい国の人たちをアメリカの貧しい若者たちが殺しに行く」ことで、「すでに持っている人々」がさらに豊かになる、という面もあるんですよね。


 今の世界というか、日本の感覚では、人口問題というのは昔ほど実感しづらいところもあるし、近い将来、世界全体の人口は120億人くらいをピークに減少に転じるといわれています。


fujipon.hatenadiary.com


 サノスをみていると、正直けっこうもどかしい。
 インフィニティ・ストーンは圧倒的な力を持っているはずなのに、案外あっさりやられそうになるし。ストーンの機能をもっと有効に使えば、アベンジャーズだってどうしようもないだろうに。
ドラえもん』で、「ここはあのひみつ道具を使えば一発クリアだろ!」と言いたくなってしまうのを思い出すなあ。
もしもボックス最強!」とか。


 いろいろ書きましたが、「お祭りとして、ワクワクできる作品」なんですよねこれは。映画というより、スーパーヒーローショーみたいなものです。
 この映画と『ラブ×ドック』が同じ入場料なんだから、かかっているお金や時間を考えると、映画ってある意味不公平だよなあ。
(すみません、観てもないのに『ラブ×ドック』の悪口言ってるみたいですね)


 とりあえず、2019年までは生きていたいな、と思うことができる映画で、そういう気持ちにさせてくれるエンターテインメントというのは、僕の人生にとって貴重な存在でした。
 

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