琥珀色の戯言

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リアクションへのリアクション「芥川賞」と「個人サイト」

http://www.mypress.jp/v2_writers/reiko_kato/story/?story_id=421504

↑権威を否定するのが「ブンガク」なのだと僕も思うのですが、現実問題として「ブンガクで食っていく」ためには、そうも言ってられないのではないかな、という気もします。池田さんくらい突出した才能があればともかく。
芥川賞というのは、もともと若手作家のプロモーションのような意味あいもあるらしいですし。

ああ、これってまさに個人サイトのアクセス数みたいなもので、少なくとも今の状況では、誰にも紹介されたりリンクされたりせずに、無名の新しい人がたくさんの読み手を獲得する(見つけてもらう、と言い換えてもいい)のは不可能に近い、ということなのではないでしょうか。
必ずしもサイトの内容とアクセス数は比例しないけど、全体としては「アクセスの多いサイトには、面白いものの割合が高い」とは思いますし。
多くの読者は、ゼロの状態から面白くて先進的な作品を発掘するほどの時間も気力もありませんから。

芥川賞といえば、辻仁成さんの「海峡の光」を読んで「これは中学生の作文?」と悶絶した記憶もあるのだけど、
http://202.32.189.64/award/akutagawa/list1.htm
の受賞者と作品一覧を見ると、けっこう(セールス的にもその後の作家人生的にも)当たり外れが大きい賞ではあるみたいですよ。

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