琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

中学時代は秀才だったが、後に負け組になった人たちの話

http://guideline.livedoor.biz/archives/50636280.html

これって僕の話じゃないのか?
…と思ったら、ブックマークには、同じように「自分のことかと思った」人たちのコメントがたくさんつけられていました。
確かに、中学から高校って、けっこう大きなギャップを感じることが多いのかもしれませんね。
僕もそれなりの成績で進学校に進んだはずなのですが、テストで「今までに見たことがないような成績」を見たときには、すごくショックを受けました。こういうのは、より高いレベルを目指していけば、大部分の人がいつかは当たる「限界」のようなものなのでしょうけど。
東大にだってハーバードにだって、「その集団のなかでの最低成績の人」はいるのだし。
結局、なんとか自分なりに踏みとどまれたのではないかとは思うのですが、「末は博士か大臣」どころか「ニートか引きこもり」ギリギリの人生というのが、なんともはや。情けない話なのですが、僕が医者になって良かったと感じるのは、仕事が楽しいとかそういう面よりも、それが「人に嫌われることはあっても、バカにされることはあまりない仕事」だからのような気がして悲しくなるときがあるのです。
まあ、この仕事に就いたら就いたで、「医者のなかでの『負け組』なのではないか?」と切実に思っています。
なんなんだこのネガティブさは……


このエントリの中には、「ピグマリオン効果」の話が紹介されています。

62 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/02/11(土) 16:35:06 id:MGDOxFW60

>>1 のようなのは単に早熟なだけであったという典型的な例。

昔、塾講師のバイトを6年間ほどやっていたが、中一の時はトップクラスで、
徐々にダメになっていき、中三ではすっかりオチこぼれになったやつを多く知っている。

教師や親に「この子は優秀だ。」という目で見られたり扱われたりすると
その生徒の成績が実際に伸びていく、というのをピグマリオン効果という。
バイトといえど、基礎教養として塾講師は習う。

早熟な人間は、早熟さ故に、平均的な生徒に比べて学力が高く、
教師や親に「この子は優秀だ。」と思われてピグマリオン効果が働き、
本当に優等生のように振舞い、まじめに勉強し、高い成績をしばらくは維持する。

しかし天才と早熟さを勘違いして
「もとから頭がいいから平気」と思ってサボってしまうともうダメ。
普段からまじめに勉強していたので成績が良かっただけなのに、
それを怠ってしまうからあっという間に成績は落ちる。
今まで見下していた連中にも追い抜かれて、
「この子は出来が悪い。」と見られる逆ピグマリオン効果が発生。

もともとピグマリオン効果が効いていた人だから、
ピグマリオン効果にも強く影響される。
その後の人生も人目に敏感で、自分が人にどう見られているか
気にしすぎる傾向が強くて、これが昂じて引き篭もりになる人も多い。

ま、ピグマリオン効果なぞものともしない、
人にどう思われようと我が道を突き進むタイプが勝ち組になるね。

「人にどう思われようと我が道を突き進むタイプ」になんて、なろうと思えばなれるってものではないんだけどさ。

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